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人口

東京で働いている仕入先の方と東京の人口について話す機会がありました。 『江戸川区は人口密集地でたしか100万人を超えたとか・・・・』と言われて大変驚きました。

かつて東京に出張したとき、世田谷区の人口が84万人と言われて大変びっくりしたのを思い出しました。

ちなみに大阪で一番人口の多い平野区は20万人弱、都道府県で一番人口の少ないところは鳥取県で57万人、100万人を切っているところは9県、これから考えても東京は異常な人口です。

改めてネットで調べると江戸川区は69万人、世田谷区は92万人、数字は違っていましたが確かに大変人口の密集しているところです。 東京23区で944万人ですから途方もない数です。

経済的な側面で、人口密集地で人口が多いところでは効率化が図られます。 求人が多く求職者も多い、顧客はあまりに多く、大阪で顧客を奪い合っている介護業界からすれば夢のようなところです。 しかも隣接県である神奈川、千葉、埼玉、茨城などいずれも人口が多い県です。 関東を合わせると役6千万人、という事は日本の人口の半分という事になります。

一方関西エリアはほとんど人口の増加はなく、関西合わせて22百万人程度、関東の3分の1強です。 大阪に長年住んでいると人口は横ばいながらインフラは整備されていて、交通機関の乗降で列を作って待つこともなく、渋滞も減ったように思います。 さらに住みやすさが増して、快適に暮らせていますがスカスカになった大阪市の中心部は商業ビルが次々分譲マンションに変わり、大阪の経済はどうなるのかと危ぶまれます。

私が会社にいる間、もしくは元気でいるあと10年程度は大きな様変わりはないでしょうが、小売店の多くはシャッター街のように閉店が目立ち、最寄りの鉄道の駅からバスに乗らねばならない戸建て住宅は全く買い手がなくなってゴーストタウンになり(すでになっている所もあるようですが)周辺から中心に向かって広がってゆくと思われます。 そうなればもはや地域経済として成り立たなくなり、通り将来には限界地域になりはしないかと悲観的になります。

大阪が遠い将来に人が住むうえで暮らしよい街に生まれ変わるには今までのように東京対比で背比べしても意味がなく、今まで違うコンセプトで街づくりをしてゆかねばならないと思います。 気が付けば人口規模は小さくても暮らしよく、物価も安定していて働く場所も十分にある街に変貌を遂げてほしいと思います。

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