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為替介入
円の対ドルレートが高騰したとき、日銀は日量としては史上最大の円売り・ドル買いオペを行いました。
これに対し各国の中央銀行総裁などが『意味が無い、為替は各国が協調して調整すべき』の批判が出ました。
各国がこのような批判をするのは策として有効であること、現に円の対ドルレートは円安にぶれました。
その後再び円高になりましたが、『確固たる介入』をまだ行っていません。
0金利にすることで円高を抑えようとしましたが、発表当日に円高となり、有効ではありません。
本日の日本経済新聞に世界銀行のゼーリック総裁のコメントが掲載されていました。 「通貨をめぐる緊張が(保護主義の台頭などを通じ)景気回復の腰折れを招かないようにする必要がある、日本、スイスの為替介入は大きな問題の兆候の一つ、指示もしなければ批判もしない。 両国は(構造的に通貨が上昇しやすい)経常黒字国」とコメントされています。
IMFのストロンカーン専務理事は「得るものはなにもない」と批判を続けている。 IMFの責務として通貨マーケットの安定があるのなら、安定が損なわれた中で安定に向けた手段を講じなかったところに政治的意図を感じ、そのメッセージが「得るものはなにもない」になる。
私は素人ながらゼーリック総裁のコメントが的を得ていて、現状を正しく現していると思う。 為替介入や中央銀行の0金利等を通じた操作にいっせいに動き出している。 日本のみ円高の時は各国の蔵相目中央銀行総裁はほくそ笑んでいたと想像できる。