監査役BLOG

カテゴリ

社会

[採用]

[社会]

最近の採用面接

新聞には求職者不足による採用難から、事業縮小や廃業する話題まで出ています。 一部の介護職に関して外国人労働者受け入れのハードルを避ける話も話題になっています。

国が発表する有効求人倍率が正しい実態を示しているのか、個別企業の採用を担当しているとあまりにミクロで統計データの意味が実感できない場合があります。

ハローワークからの応募者が減ったことから有効求人倍率の統計データは実態かな、と思います。

有料求人媒体からの応募者は結構たくさんおられます。

統計データがハローワークのデータから算出されたものであればなるほどとうなずけますが、社会保険の加入や資格喪失のデータ、雇用保険の受給者数、就労可能年齢の人口などを加味して計算しているでしょうから全国の実態が積算されているのでしょう。

求職者の履歴と次の求職内容ですが、違和感を覚えることが多くあります。 一流大学を出て学歴を必要としない職に就き、初めからわかっている就労環境になじめず転職する場合です。

その業種は残業が多いのは初めからわかっていたけれど残業の多さからその職を辞めるとか、賃金であったり、体質であったりです。

また大手企業を離職した方も多くおられ、わざわざ当社のような零細企業に応募される場合です。 実際採用してみると大変優秀で当社の就労環境や雇用条件が特に優れているわけでもないのに機嫌よく働かれています。

個別の事情もあるのでひとくくりにできませんが、何を目指して就職し、何が嫌で離職し、新たに何を求めて働こうとしているのかは採用面接で語ってほしいところです。

おそらく明確な意思があるからその理由もあり、語りたくないのかもしれませんが、我々の世代からすれば就職は重要なことなのでよく考え、人に伝えるようにまとめてほしいと思います。

採用側にとって離職理由を当社が満たすことができなければはっきり伝えないとまた転職につながると思います。

コメントを残す

[社会]

ルミナリエ

神戸の三宮では一昨日よりルミナリエが始まっています。 15日まで開催されますが今日は最初の土曜日、三宮は大変な人の波でした。

今日は点灯まで居ずに帰阪しましたが、おそらく会場となる界隈は点灯と同時に歩くのがやっとの状態になるでしょう。

今年で20回、経済効果も大きいはずですが、開催継続に寄付集めが大変だと新聞に掲載されていました。 私も十数年前に子供を連れてゆきましたが大変な盛況で、阪神淡路大震災で亡くなった人の鎮魂行事と聞いていましたが、震災からの復興を象徴するイベントとして盛り上がっていたように思います。 三宮は復興を果たし整備された街になりました。

震災前の三宮は港町独特の外国の雰囲気と猥雑さを感じる町でしたが、復興後の三宮はおしゃれな街に変身していて、個人的には少し残念な気がします。

大阪でも中之島で大阪市庁舎界隈で同様の電飾イベントが行われ、何度か行きましたが大変な人だかりでした。 この種のイベントは人気があるようで、ランプの数を競ったり、表現の美しさを話題にしたりしています。 日没時間の関係から冬場に行われるのが多く、寒さに震えながら数万のランプを眺める行事になっています。

これで人が集まるならと言うことで今後各地で増えてゆくことでしょう。 そのこと自体は良いことですが、せっかく神戸オリジナルが各地共通化し、地域特性がなくなる点がさびしさを感じます。 ちょうど震災復興で三宮の独特が薄らいだように。

コメントを残す

[社会]

税制

消費税率を10%に上げるか判断の時期が迫っています。 おそらく税率は上昇すると思います。 なぜなら国債という借金で国を運営する限界をかなり以前に超えてしまっているからです。

見返りの減税として法人所得税減税があります。 日本の法人税率が高く、海外資本の流入は望めないだけでなく為替リスク回避から国内製造業が生産拠点を海外に移転し続けています。

国内で企業を取り巻く環境を改善し、国内生産をあげて雇用も拡大したい、日銀の国債購入は市中の資金を潤沢にし、円安を誘導してとりあえず輸出型企業の業績を改善しました。 それに合わせて株価も上昇し、金融施策は成功したかに見えます。

誰が得をしたか?、確かに輸出型企業の業績は改善したかに見えます。 円ベースの最終利益は史上最高を更新したところも多いでしょう。 日本の家電や車、またその部品などはある程度販売数量が増え、それを購入する海外企業はドルベースでの仕入れ額が減少します。 しかし輸出型企業の利益をドルベースで計算すると増益企業の数はさほど増加していないのかもしれません。

一方輸入品の価格上昇はインフレに寄与するでしょうが、国民一人一人の負担する電気代など上昇します。 だから賃金を上げろと言われても無理な企業も沢山あると思います。

日本の経済成長率が停滞した最近の数十年で製造業において技術上の大きなイノベーションはなく、値段を下げて商品を販売しただけの結果に終わり、生活費の上昇を招いているとして量的損得は?といえば損をしたことになるでしょう。 理由は日銀が国債を購入するようになってから貿易収支が赤字だからです。

日銀の国債購入は緊急対策として国が行った施策、大きなイノベーションがない中で取れる税金はとことん取るように制度を改定が行われています。 相続税率の上限を上げる、企業における欠損金繰越控除の縮小、減価償却制度の見直し、設備投資促進など租税特別措置の見直し、外形標準課税の拡充と目白押しです。

まるで赤字企業が赤字だから各種福利厚生費を削る、住宅手当は支給しない、交通費は支給上限を設定・・・・・とやれば退職する従業員が増えたり企業に対するロイアリティが低下したり、弊害が出てくるでしょう。

何か抜本的な改善が必要に思えます。 さもなければ企業は倒産、国家であればデフォルトということになりかねません。

コメントを残す

[社会]

輸送

新聞を読んでいると毎日話題に出るのかエネルギー問題、為替、雇用状況、貿易、金利等金融などであります。 個別企業の話題もこれら経済指標と呼ばれるものにどのような影響を受けたか記載があります。

当社は介護機器のレンタル事業を行っていますが、介護機器は卸から賃借し、卸が配送してくれます。 さらに当社は薬局を経営していますが卸の機能は多品種の薬剤の配送に多くのコストをかけています。 たとえば当社では同じ卸が3回/日配送してくれますが、20日/月稼働として60配送/月になります。

道路を走る車の多くは商品配送でネット販売の増加に伴い配送は増えているように思います。 その配送で問題になるのは道路の渋滞、排ガス、騒音による環境汚染、交通事故、運転手の採用難から配送コストアップ、円安による燃料費増、貿易収支の悪化など社会問題のデパートといったところでしょうか。

幹線道路や高速道路の地下にトンネルを掘り、そこに線路を敷設して列車を走らせます。 トンネルは傾斜していて、列車はモーターがついておらず傾斜を下って行きます。 仮に100mの落差のトンネルで2㎞走行できればそこで貨車は垂直に持ち上げられ、次の落差を下って行きます。 モーターがないのでメンテナンスの必要はありません。 惰性で止まったところではトンネルがいろいろな方向に分かれる、分岐点になります。 排ガスもなければ交通事故もない輸送手段になります。

中継ポイントでは太陽光パネルで発電し、貨車を持ち上げます。 太陽光パネルはトンネルの地表部分にある高速道路や鉄道の線路に設置します。 列車は自動運転、列車につけた識別バーコードで次のトンネルが指定されます。 すべて自動で処理されれば人件費も節約できます。

最大の難点はトンネル敷設工事費、そもそも地下鉄などもトンネルに傾斜をつけて重力を使えば消費電力は大幅に節約できるしブレーキの損耗も少なくて済みますがそうしない理由があるのでしょう。 私は土木の専門家でないのでよくわかりませんが、もし専門家に聞けば『ばかばかしい』と一笑に付されるかもしれません。 しかし口径の小さいトンネルなら自動掘削機による工事で工事費を大幅に縮小できるのではと思います。

一石二鳥ではなく一石十鳥ぐらいのメリットがあるのでせめて東名阪ぐらいで行ってみたらいかがでしょう。 私が国土交通省の大臣ならチャレンジしてみたいものです。 採算が合うのであれば国家予算を使わずとも助成金とともに民間運営を行えばよいと思います。 全国に網羅するのに100年かかるのであれば100年後には運送にかかわる問題の多くは解消でき、資源枯渇に対しても有効で、国家レベルのリスクマネジメントにもなります。 うまく機能できればノウハウや機器の輸出にもつながります。 まさに国家レベルのイノベーションではないでしょうか。

コメントを残す

[社会]

医療費

2014年版厚生労働白書のメインテーマは『健康長寿社会の実現に向けて』だそうです。 長寿になったものの健康でいられる期間を長くすることがテーマで、結果的に医療・介護にかかわる年間費用50兆円を抑えることにつなげるのが目論見だそうです。

『健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間』を健康寿命として平均寿命との差が男性約10年、女性約13年、つまり加齢により健康でいられない期間、もしくは介護を必要とする期間がそれだけあるわけです。

私は現在61歳、健康寿命は男性が70.42歳、あと約10年が平均的に健康でいられる期間です。

自分の人生を振り返り10年ごとに転機が訪れたように思います。 課題がありその対応に大体10年、例えば30歳台はバブル期で実家の資産構成は不動産主体、地価上昇から相続税は日々の生活から賄えない莫大な金額になり、相続税対策に奔走しました。 当時はサラリーマンでしたから仕事の責任が重くのしかかってきた時期で毎朝一番に会社に行って仕事をし、同時に体力的には充実しており趣味の登山では毎週末のように入山していました。 子供も生まれ、あっという間の10年でした。

いろいろ忙しい時期は時間のたつのは早いものですが、人生最後の10年間(もっと長いかもしれませんが)、自分で日々の生活が描けると思っていました。 しかし若い時は他人に比べてがむしゃらに働いたので55歳ぐらいからリタイアして、健康で制約されない期間をできるだけ長く楽しもうとしてきました。

残念なのか幸運なのかしれませんがまだ仕事はできるのでもう少し働くことができます。 そこで人生最後のご褒美の時間を少しでも長く保つために食生活や運動、疾患予防(中性脂肪が高いので継続的に服薬しています)などストイックに生活しています。 たとえば摂取カロリーを減らすためにおからを食べるとか、筋トレを継続して行うとかです。 成果は体重の減少程度ですが、禁煙は成功していません。

このような努力が本当に人生のゴールデンタイムを延長してくれるのか、もちろん信じていなければバカらしくておからなぞ食べていられません。

前述の『厚生労働白書』では私が行っているような健康寿命延長策で医療・介護費用5兆円の節減をもくろんでいるそうです。 ところが『根拠が全く示されていない主観的目標、願望にすぎない』という批判とそれを裏付ける研究が紹介されています。

健康状態は改善されるものの長生きすることで余計に医療費がかかるかもしれない、つまりは健康寿命は延びても平均寿命も延びて差の期間は同様にあり、同様にもしくはより多く医療費や介護費用が掛かるという論拠です。 私のようにストイックな生活を送るものとしては信念に水を差す議論です。

年齢があとワンクールに迫った私としては、よりストイックな生活を行うより延命措置の否定とか人生のエンドの打ち方に視点が向いてしまいます。

コメントを残す

[社会]

食料自給率

私は大学の専攻が農学部農業経済というところでありました。 現在は在籍した講座が無くなっているそうです。 農業経済ですから食料自給率はよく話題になりましたが、40年前の当時でも自給率が低く、周囲で専門に自給率を研究する人はいなかったように記憶しています。

先日の新聞に食料自給率の記事が出ていました。 カロリーベースで4年連続39%だそうです。

専門分野であったにもかかわらず当時の自給率は記憶しておらず、いろいろな自給率に戸惑ったことが記憶にあります。 ある数値はカロリーベース、ある数値は金額ベース、当時の政権であった自民党は農業者からの集票に依存していたので統計数値は政治的に都合の良いものが利用されたのかもしれません。

近年世界的に自由貿易の動きがあり、日本農業は岩盤規制の一つとしてやり玉に挙がっています。 日本農業が他国の農業に対抗しうる要素はいくつもあり、人件費・広い農地など不利な生産要素もあります。 数年前の国際間の農産物貿易は農産物ではなく水自然の取引という議論がなされました。

世界の大河の上流国でダムが建設され、農業用に利用され、下流国は農業ができなくなるという問題から発展しました。 日本の水資源は豊富で広大な農地に必要な莫大な水が話題になったことは稀であったように思います。

40年前に日本の自給率を100%にするのは簡単で、日本中のゴルフ場を圃場にすれば簡単に達成できるという議論でした。 本当かどうか知りませんがゴルフ場の総面積は四国に匹敵するらしく、もしそうであればかなりの食糧生産に繋がります。 しかし水資源は確保できるのか、環境問題はどうかというと疑問が残ります。

近所の低価格が売り物のスパーで野菜の原産国を見ていると日本の食卓には世界各国から産品が届いています。 国産品に比べ低価格で、価格だけでは相当の改善を図らなければ対抗できないでしょう。

冷凍食品などは殆どが中国産、日本人の胃袋には万国旗がはためいていると思います。

コメントを残す

[社会]

組織の象徴

もっともシンプルに『組織』の定義はと問われれば人間の集団とということになるでしょうか。 異論はあると思います。 人が集まるのは何か目的があるからですから『目的』または『目標』のようなものが必要という考えもあります。 組織運営をする上で『リーダー』も必要でしょう。

かつて会社の組織規程の策定に携わった時、組織の範囲(業務の)、組織単位の長の定義があり、なるほどと思ったことがあります。

さらに『業務分掌・職務分掌権限規程』で組織単位の業務、長(管理職)の職務と権限が定義されていて、合わせてこの範囲の仕事をこれだけの権限で責任をもって運営してくださいと定義づけられていて、いかめしい規程名ながら大変納得しました。

大きな組織として国家がありますが、そこには組織規程や業務分掌・職務分掌権限規程に相当する役職者・業務執行者(政治家・官僚)がいて、さらに彼らの権限や責任については明確に法定されています。

日本の国ではさらに国家を象徴するものとして国旗や国歌が定められ、皇族がおられます。 企業でも社旗や社章を定め、理念や社是、社訓を定め、創業者の銅像を作ったり、会長や名誉会長など生きた象徴もおられるようです。 もちろん会長職を象徴とするのか実務的な職務や権限が明確な企業も最近は多くみられます。

私は以前勤めていた会社でこの象徴の管理、具体的には社章の管理や社歌のカラオケ作成などをやらされてうんざりしたことがあり、会社における象徴について否定的でした。

もっとも象徴が必要な組織の一つに宗教がありますが、偶像を禁止している宗教もあるので組織にとって象徴が必要不可欠なものではないような気がします。

ところが会社が少し大きくなって従業員数が増加すると象徴を求める声がひそやかに聞こえてきます。 会社のシンボルマークは策定しているのですが、名刺や車にシールで貼っているだけで、普段あまり目にしません。

再び以前の会社の話に戻りますが、象徴が大変好きな風土で、企業理念や経営方針など風土の概念作りはさておいて社章の作り変えや社史編纂など熱心でした。

私は会社の個性、社風といったものを理念や行動指針の中で明らかにしてゆこうと思いました。 ところがこれが意外に難しいもので、何年も考えているのですが浮かんできません。 私自身こんな会社であってほしいというものをもっているのですが何か言葉に置き換えるとそれが独り歩きするようで大変怖い思いをしています。

なぜ怖いかというと、『こういう会社を目指す』とか『当社の30年後のビジョン』などか独り歩きするとそれに制約を受け、下手をすれば経営に悪影響を及ぼしかねません。 少なくとも30年後に私は会社にいませんし、生きていない可能性が大変高い遠い将来です。 一人の職員から辞表が出てくるとなんでだろうと悩み、デリケートな問題なので直接本人に聞くことも憚られます。 それが全社員に影響を与えるわけですから『ビジョンが気に入らないから会社を辞める』という人が現れでもすればしばらく眠ることもできません。

象徴的なものは皆が会社の遠い将来を見据えてこうある会社であるから帰属したいというものですから大変『美しい・立派・麗しい・まじめ』的なものだと思います。 そのようなことを言って、たとえば今の理念が『地域に根ざして健康と生活を守ります』と言っておきながら象徴的側面を持つ私がタバコを吸い、ふしだらな生活をしていたら『理念はなんやねん』ということになります。

そういったリスクだらけであってもやはり社員の皆様がグッッッッとくる麗しくも力強いものを標榜し、その生きた象徴として自分がいることに憧れています。 残念ながらそこまで立派な人間ではないのでせめて背筋を伸ばし、笑顔を絶やさず、非難や中傷に繋がる発言を避け、立派に見えるようふりをしています。

コメントを残す

[社会]

リフォーム

日本経済新聞にLIXIL(衛生陶器のメーカー)の記事が小さく出ていました。 『リフォーム需要底堅く 事業営業益1割増』という見出しです。 この会社はかつて株式投資をしようと考えた時に注目した会社で、飲食店でトイレに入るとかなりの確率でこの会社の便器が使われていたからです。

営業益で1割増ですから比較的地味な記事ということになります。 何気なく読んでいるとリフォーム事業の営業利益は前期比1割増で300億円強、この営業利益はかなり有名な上場企業の営業利益に匹敵するものです。

LIXILが大工さんを雇ってリフォームするのではなく、工務店にリフォーム用のキッチン、ユニットバス、トイレ設備を販売するもので、売り上げ営業利益率は約1割と高い値です。

当社も高齢者介護向けのリフォームを事業として行っていますが、下請け工務店のリフォーム部材の仕切りは大変低く、部材メーカーは果たして儲かるのかと心配になるくらいです。 洋式便器の高級品は50万円の定価ついていたりしますが、リフォーム用汎用品は定価設定も低いです。

開設の中で政府が2020年のリフォーム市場を12兆円と見込んでいることです。(現在は7兆円規模)、国内市場で10兆円前後の市場はかなり大きいと思います。 調べたことがなかったのですがまさかこんなに大きな市場とは思いませんでした。

介護保険のマーケットは8兆円今日ですからそれに匹敵するもので、最近各社がリフォーム事業に注力し始めたことは新聞でも小さな記事に出ていました。

リフォーム部材は大企業で分散されて製造されており、キッチン、ユニットバス、トイレ、木製品、壁紙等々、それぞれ違う会社で製造されています。 そして実際リフォームを行うのは小さな工務店で、その動きは新聞記事になりません。 しかし10兆円の市場はTV、半導体、自動車、携帯などのマーケットに引けを取らない規模です。

そのマーケットの掘り起こしを意図したTV番組が『劇的ビフォア アフター』と思います。 いったい誰がこの番組を企画したのか、ひょっとして経済産業省の秘密のチームが仕掛けているのかと訝ります。

もし私が民主党政権時代に首相であればこの手のTV番組を国主導で作り、経済振興の一助にしたでしょう。
厚生労働省であれば合計特殊出生率を2以上にするために保育所を何千と作って助成金を何千億円出すより、子供のいる幸福に満ちた家庭の番組を作ります。

すでにこのような国政プロパガンダは公共広告機構を通じてやっていますが、TVの影響力のあるうちにどんどんやればよいと思います。 半沢直樹のヒットは国民の金融機関への視点を変えました。 宮崎駿のゼロ戦製作のアニメや永遠のゼロは好むと好まざるにかかわらず自衛隊の防衛論争に一定の影響を与えています。

リフォームに話が戻りますが、リフォーム潜在需要は高齢者のお宅を訪問していたとき大変大きなマーケットと実感しました。 その市場がフレークスルーできない理由はあって、例えば悪徳工務店の問題とか工事に定価がないとか、解決されればブレークスルーすると思います。

政策が誘導したいこと、産業界がこうあってほしいことは『半沢直樹』のようなドラマで促進されると思います。 もちろん誘導の方向が社会的に意味があり、プロパガンダのドラマがよくできていることが条件ではありますが。

コメントを残す

[社会]

人口

最近人口減少の問題や、将来の人口維持に関する検討が政府でなされています。
具体的には50年後に一億人を維持するというものらしく、現在の予測では約50年後に8600万人まで減る予測だそうです。 この数字自体も私は怪しいと思っています。 そもそも人口予測が難しいにもかかわらず政府の都合でデータを改ざんしている場合があるように思うからです。 かなりの制度で人口の予測ができるのであれば現在の年金制度の破たんはもう少し小さい問題になっていたと思います。

方法はというと2012年に1.41である合計特殊出生率を2060年には2.07以上に引き上げる、そのための3兆円規模の出産・子育て支援を倍増する、その原資は高齢者向け社会保障費から回すというものです。 政府が考えることですから理論上は可能な施策、高齢者は医療費の自己負担が1割ですがこれを3割にするとか企業の定年を現在の60歳以上から数年のうちに65歳以上になりますが、再び引き上げて70歳にするとか、確かに今年61歳の私が定年がないのをいいことに70歳近くまで会社に残っていて、気が付いたら75歳以上まで働くようになり、その間年金ももらえなくなるとか、がっばって働くために病気になりにくいとか、生き甲斐があるとか、いろいろ言われても気持ちに上では少し違ってきます。

私が勤め人になった1979年、定年は58歳ですぐに60歳に延長されました。 そのころの定年間近の人はやっと仕事から解放される(=仕事は苦痛)ことから達成感と意欲低下で急に老けていました。 だから健康管理が徐々に改善し、私のように特定の慢性病にならなかった人は肉体的には80歳でも現役で仕事ができるかもしれません。

しかし例示した1979年当時60歳の人は1919年生まれ、大正8年生まれで第二次世界大戦を経験しており、時代背景の差を感じます。 仮に私が後10年働くとしたら2024年まで働くことになります。 私は1953年(昭和28年生まれ)、2024年に22歳で入社した人は私のことをどのように思うでしょう。

政府の目論見には素人ながら無理を感じますが、人口問題は会社経営に置き換えると会社の規模を拡大もしくは維持したい、それだけ仕事があるのに人が雇えないことに似ています。 そこで求人難と言いつつも応募者は居ます。 なかなか雇うには当社に合わない人が比率として多いですが、合わない人を雇って教育により会う人に変えて行くような話で、今後も試行錯誤が続くように想像します。

コメントを残す

[社会]

三宮・元町の繁華街

三宮まで行き、元町に向かっての繁華街を散策してきました。 天王寺に住んでいるとウィンドショッピングはハルカスをはじめとするJR天王寺駅界隈や難波、心斎橋にゆきます。

心斎橋は有名ブランド店が軒を並べ、なるほどと思います。 フェラーリーをはじめとしてヨーロッパ車のショウルームもあり、ぶらついて飽きることはありません。 カルチェやルイビトンの店は狭い入口に黒服を着た男性が立っており、私のような場違いな人間を威圧します。 もちろん店に入る気はしません。

しかし三宮の高架下は昭和の匂いのする商店街、人が行きかうのに窮屈な通路に多くの個性的な店が並び、たとえ夫人靴の店であっても大変愛想がよく、並べている商品も優れたものが多いように思います。 その分お値段もそれなりですが。

雑然とした店をのぞきながらお気に入りのものを探す楽しみがあり、それが聞いたこともない海外メーカーであっても店員は講釈をしてくれ、妙に説得性があります。 冷やかしなので店を出て隣の店を除くと餃子専門店、それも満員です。 心斎橋の御堂筋に面したところに餃子専門店はありません。

人出で言うと心斎橋は人が多すぎます。 東京の繁華街に行くと通行そのものが難しいような人の数、三宮はそれほどではなく、適度に分散しています。 高層階の店舗が少ないことが人の密度を薄くし、程よい賑わいになっていると思います。

関西に住んでいればハルカスもよいけれど三宮、元町界隈をお勧めします。 食に関しては低価格の店が多いように思いますし、スイーツや中華はなかなかのもの、前回は寿司屋を見つけて入りましたが大阪でもお目にかかれないような良い店をたまたま見つけました。

私は猥雑さとともに発展する大阪の繁華街も好きですが、神戸の繁華街は大阪との対比で個性的であり、出向く価値を感じました。

コメントを残す

...45678...20...

上に戻る