監査役BLOG

カテゴリ

社会

[社会]

三ノ宮散策

私は神戸の町が大好きで、JR・阪神・阪急三ノ宮から山手にかけての坂道に沢山の店か並び、それぞれが風情のある店です。

昔からここに住んでみたいと思っていました。 今日はここにある会社を訪ねてですが、石畳の坂道やジャズの流れる店は引き寄せられます。

ただ坂道はきつく、のぼりは大変です。 毎日のことなので嫌になるかもしれませんが、坂があることで町が立体的に感じられ、登り方向、下り法会工それぞれ景色が違う楽しみがあります。

やはり一度暮らしてみたい町ですね。

コメントを残す

[社会]

最低賃金

最低賃金を全国一律1000円/時間とする目標を大幅先延ばしする決定がなされたそうです。

労働組合が働いても自活できないワーキングプアを救済するために引き上げを求めていたものだそうです。

ワーキングプァの問題は価値の配分の問題もありますが、おそらくそれだけで解決しないだろうと思います。

当社の営業採用面接でどういう観点からもまともに就職できないだろうという人が応募してこられます。
いろいろ質問しながら冗談を言って本人の笑顔を引き出し、応募者がリラックスしたところで質問します。 たわいも無い質問におりまぜて「あなたの夢は何ですか?」とら聞きます。

本は読まない、勉強しない、趣味は無い、社会に興味は無い、本を読めばどうなるものでもありませんが、TVのような受動的な媒体より考えることは多いと思います。受動的なものに触れていれば好きなもの、嫌いな物、悲しい、美しいなど感じることが出来ますが、感じたことを組み立てるには考えることが必要です。

私が絶望するのは履歴書に書いていることの矛盾を追及すると黙ってしまい、答えられない事です。例えば高齢化社会が進展するなか、高齢者介護の仕事は社会で役立つ仕事なのでこの分野で働きたいと書いてあり、意味を問質すとマーケットが広がり儲かるビジネス、で社会に役立つとなります。

たこ焼を売る仕事は社会で役に立ちませんか?と聞くと黙ってしまいます。 高齢化社会が進展はしているものの一方で財政破綻によりこの分野の臭自社の所得の伸張は期待できませんし、倒産する企業は多いですよ、というと辞退したりです。

ハローワークも応募者に必死でマッチングしているのでしょうがミスマッチというか、未熟な社会人に求人を無理やりあてはめているのでしょう。 まさかハローワークが「あなたはどこを応募しても採用されませんよ」とは言いません。

たいていの企業はこのような応募者の面接コストを抑える為に書類選考を行っています。年齢条件を書いてはいけないハローワークの求人要綱でも書類選考で何とでも出来ます。ハローワークや厚労省はいろいろな矛盾を制度を作って対応しますが、どうも小手先の施策に終わっているように思います。

これらの人に必要なのは自ら考えるようになることで、最低賃金1000円/時間より必要だと思います。

コメントを残す

[社会]

男社会の華?

前回、取引先店長にコテンパンにやられてスカッとした話をしました。

ビジネスの世界で難しい交渉や大きな金額が決定される際に9割は男性が当事者になっているように思います。

おっさん文化の火花が散りますが、このおっさん達は幾つかのパターンに分かれます。

一番多いパターンはサラリーマンタイプ、肩書きはまがまがしいですが決裁権を持たないのか本人に決断力が無いのか、何を聞いても提案がなく質問ばかりしてきます。
この手のタイプは帰社後質問回答から膨大な言い訳報告書を作成します。 当社の仕入先にもこの手の社員が異常に多い会社があります。

2番目は何もしないタイプ、めんどくさいのか分からないのかなんだか分からないけれどいろいろ喋る割には後でノートに書く話しはありません。 天才的に核心をパスするタイプで、交渉を詰めるのに徒労感が募ります。

三番目は任侠タイプ、耐えて忍んで相手に合わせ、カラスも白い的な話もまとめてきます。

4番目はスマート営業、着ているスーツから時計から靴から違います。 喋る単語も洗練され、うっかりミスなどありません。
男から見ても惚れ惚れするタイプ、卑怯なことも取引関係での圧力をかけることも通常はありません。カッコがいいのです。勉強しています。日経朝刊の記事はすべて頭に入っています。
いい学校でて、頭の回転は抜群です。

4番目タイプに憧れはしますが、3番目タイプは上司から、取引先から、部下から信頼され、不細工な顔を苦みばしらせて仕事をされます。
ドラマなら西田敏行さんが主演すればはまり役です。 出世は不思議とされませんが、味があります。

私がサラリーマン映画を作るならこういう人を主人公にします。

コメントを残す

[社会]

男社会の華

当社は社員の50%が女性の会社ですが、『おっさん化』した女性は少ないように思います。

一時期、若いOLがおっさん文化に浸り、ゴルフ、麻雀、一杯のみに興じた記事を目にしたことがあります。

私はサラリーマンのおっさん文化は合わないので、昔からゴルフ、麻雀はしませんし、お酒は残念ながら飲めません。

弁護するわけではないですが、おっさん文化にも功罪があり、仕事を絡めた「功」として酒席の接待があります。 昔は接待を目的に酒好きが会社の金で酒を飲んでいるだけと思っていました。
幸いなことに薬局や高齢者介護の仕事で接待をすることは殆んどありません。 ごくたまに北新地(大阪)で接待をします。 20時から5時間、酒を飲み、話をし、ウーロン茶を5杯ほど飲みです。

今回、ある大企業にお世話になり、その支店長を接待することになりました。 タフな交渉であっさりやられた相手を接待するのですが、なぜ負けたのに接待したかというと大変勉強になったからです。

交渉は提案の試合と思っています。 私は社内の期待を背負って出かけていきました。 相手はなんとなくとぼけた感じの支店長、見た目は私より老けています。 仕掛けてきたのは支店長、だったらと逃げられない策をねり、こちらの真意を投げました。

膠着したところで支店長はオートレースをしている弟さんの話を始めます。 ついうっかり、話に乗ってしまい、次に支店長はカレーのレシピの話を始めました。 実に素敵な笑顔ではぐらかされ、私も話に引き込まれました。
この時点で完全に負けたのです。 こちらの提案に支店長がしぶしぶ承諾して私が勝っても両者の損得は同じでした。

こんなにくい手で交渉に負けたのは初めてで、それも1ヶ月考えてから自分が勝てなかったことを悟りました。 あのさわやかな支店長の笑顔は厳しい交渉を勝ち抜いてきた営業の素顔というより、いたずら好きなおっさんの遊び心、お前なんかに負けないぞという気概だったように思います。

いつも真剣勝負をされていたらあの笑顔がなかったと思います。 負けて爽やか、いい経験をさせていただきましたという思いで接待しましたが、酒席の遊び方も爽やかで教えられることばかりでした。
さらに驚いたことにこの支店長は私より若く、サッカー現役で試合に出るしワールドカップ感染にアフリカに行くし、大したアクティビティです。

ご本人は顔や地位に似合わない大物で、旧いタイプの営業を演じ続け、今まで曝したことの無い牙を剥き、爪を立て、本気で遊ばれたのでしょう。
尾っぽをまいたものが言うのもなんですが、チャンスがあればまた相手してください。 ありがとうございました。

コメントを残す

[社会]

老いる都市

高齢者介護や調剤薬局の仕事をしていますと高齢者人口の話題に敏感になります。 勿論顧客の主体が高齢者なので気になるのですが、日本経済新聞朝刊の記事で『老いる都市 成長に影』という記事が掲載されていました。

ちなみに昨年の日本全体の65歳以上の人口比率は22.7%、都道府県で比率が高いのは島根県29%、秋田県28.9%、都市圏では東京が20.9%、大阪が22.0%となっており、労働人口が都市部に転出し、過疎化の進む県で高いのは理解できます。

都市部に労働人口が流入し、そのまま高齢化すれば都市部の人口構成は高齢者に偏るのは当然のことで、労働人口が引き続き都市部に流入したとしても高齢者人口の比率は高まる事となります。

高齢者人口の伸び率の高い都道府県は埼玉、千葉、神奈川、愛知、大阪・・・となっていて、2035年(25年後)には高齢者人口推計3725万人の50%超が東京、愛知、大阪に集中するそうです。

介護の仕事は東京、愛知、大阪等都市圏で行っている限り安泰ということになりますが、当然社会保障費がこれらの地域で莫大となり、流入してきた労働人口がそれを支える構図となります。

専従している高齢者は交通の便の良いところに住んでいるでしょうし、後から転入した人たちは交通立地の悪いところに住み、高い地方税を負担することになります。

つまり、既存の都市の雇用や経済力を維持できない都市になってしまいます。 国土が広い国であれば新たな場所に都市を建設し、旧いインフラを抱えた都市を切り捨てるかもしれません。

比較に難があるかもしれませんが、炭鉱で栄えた町が石炭が出なくなって過疎が止まらなくなったり、大阪など繊維産業で栄えた都市が繊維産業の海外移転で経済力、雇用力が低下し衰退都市になるとか、新たな産業が過疎地で発展し、シリコンバレーのようになるならそれも国の発展のありようですが、新たな産業が創造されないときは国そのものの衰退につながっていきます。

国の政策がエコポイントなど既存産業の擁護に傾く限り日本で新規大型産業が育たないばかりか既存産業の海外移転が進むことになります。

あのレナウンが中国の繊維産業大手の傘下に入ったりしてますから残された時間は少なく、ビジョンなき政策は将来に実を結ばないと思います。

コメントを残す

[社会]

名古屋

名古屋に仕事で出張しました。 一番良い季節なのでオートバイで行くことにしました。
14時30分からの仕事で、雨の中合羽を着て9時にスタート、西名阪→東名阪、名古屋高速を乗り継ぎ、12時前に名古屋駅に着きました。

15年ぶりぐらいの名古屋で、駅前の様変わりに驚き、駅地下駐車場にバイクを停めて20時までならいくらと聞くと5千円弱、駐車料金の高さに驚きました。

往路、雨の中ヘルメットのシールドに雨滴がまとわりついて視界が悪く、低速で走るトラックを見ながらの低速走行で疲れていて、別の駐車場に移動する気力がなく泣く泣くそこに停めました。

ライディングジャケット、パンツを脱いで散歩に出かけた。 タバコは駅周辺は禁煙で、誰もタバコを吸っていません。
駅中を除き、駅周辺は大きなビルが聳え立ち、駅前広場に巨大なモニュメントが在ります。駅周辺に新しいもの、廃れたものはあっても古くからあり、今も流行っていそうなものは見つけることが出来ませんでした。

期待していたのは50年続くきしめん屋とか古くからの食堂とかです。 駅ビルの中にトヨタ自動車のショールームがあるのはさすが名古屋と思いました。

19時に懇親会を抜け、帰路につきました。 雨は上がり、乾いた路面、冷たい風が気持ちよく、ゆっくり走ったので22時30分に帰宅できました。

コメントを残す

[社会]

GSユアサ決算

GSユアサコーポレーションの2011年3月期決算発表がありました。 前期比23%増の80億円、過去最高だそうである。
理由は自動車生産回復、4輪、2輪向け鉛電池の販売が伸びたことだそうです。

先日私のバイクのバッテリーが劣化し、交換しましたがバイクのバッテリーは転倒しても液漏れしない密閉型で軽自動車用の半分ぐらいの大きさで高性能だそうです。(排気量は軽自動車の2倍)

価格は42000円、非常に高価でしかも3年もたない製品、GSユアサ製品です。

3年もたない製品が高性能でこの価格は信じられない話、友人の2輪ライダーに聞くと台湾製は半値以下、中国製はさらに安いが台湾製は性能的に変わらないそうで、台湾製を使う人が多いように思えました。

とりあえず純正にしましたが、次回からGSユアサ品を使わないでおこうと思っています。

メーカーには高価格である理由があるのでしょうが、同等品が半値以下では程度の話は?と思ってしまいます。日本製の製品はメーカーの一人よがりか価格設定がマーケットを無視する傾向があり、やがては製品が売れなくなったメーカーが沢山あるのにと思います。

日本で小さいマーケットである2輪市場はどうでも良いと思っているのなら思い違いもはなはだしく、多くの2輪愛好家がGSユアサを支持しなくなると、その人たちは車に積むバッテリーも他メーカーになり、気がつけばサンヨーのリチウムイオン電池を積載するようになるかもしれません。

GSユアサもリチウムイオン電池を開発中ですが、嫌われたメーカーに短期の利益が出せても明日は見えてこないと思います。

コメントを残す

[社会]

クレーマー

薬局や高齢者介護の仕事をしているといろいろなクレームがきます。 クレームとはこちらの不手際を注意するものと思いますが、防ぎきれない落ち度、それも悪意は無いし過失の程度も低く、相手の被害もささやかであるにもかかわらず文句を言い続けるお客がいます。

これはもうクレーマーで、対処に困ります。

最近あったのは、「薬局に駐車場が無い」とお怒りの指摘、地方都市の田園地帯の真ん中ならともかく、月ぎめ駐車場の月額賃料が5万円前後のところでは経営として費用対効果が得られません。

さらに間近にあいている駐車場も無いため借りようがありません。 きっと何か気に入らないことがあったのでしょうが、当マンションの地下に穴を掘って駐車スペースを作れとおっしゃいました。

近所にコインパーキングがあり、そこに駐車すればよいのですが、そのコストを自分が払う気になれないのでしょう。 意を尽くして説明し、お帰りいただきました。 10分程度話をすればご機嫌も直り、にこやかに帰られました。

その前は皮膚疾患で薬をぬったら患部周辺に薬剤がついてかぶれたというものです。 これは何か文句を言って幾ばくかのお金にしようという意図が見えていました。 薬局の職員が全員女性ということで強気に出たのかもしれませんが、薬を患部以外につけて副作用らしきものが出るなら、それで薬局がお金を払うなら患部以外のどこでもぬればその薬剤に過敏な皮膚の人はクレームが成立することになります。

明らかにおかしいと思われるクレームであっても誠実に対応し、当社としての意見を出しますが、殆んどの場合『社長を出せ!』ということになります。 一度訴訟になったとき弁護士に私が対応に出ないようアドバイスを受けました。 『それでいちいち社長が対応していたら社長の仕事が出来ないでしょう』というものでした。

何度かクレーム対応しましたが、専門知識が無いので担当からレクチャーを受けてからになります。 勿論トヨタの米国でのリコールのように社長が出て行き、公聴会で説明しなければいけない局面は我々中小企業でもあります。

しかし中小企業で『社長出て来い』は威圧してお金にしたい場合が殆んどで、専門的な説明は当然担当者になります。

 

コメントを残す

[社会]

自殺

近年自殺者は年間3万人を越えています。
年齢別では50歳代が最も多いそうで、性別では男性71.5%、女性28.5%そうです。

自殺の原因では健康問題15867人、
その内訳はうつ病6949人、業績不振や就職失敗、生活苦などの経済・生活問題8377人となっています。

就職失敗は自殺の主要な動機と推定されますが、厚生労働省では就職支援のために「実習型雇用」という助成金制度を創設しました。
経験ない職種につく人に最大半年の十週計画を作成し、就労の促進をするもので、助成金の額としては大判振る舞いのものです。

当社で募集する営業職は半年でどうにか一人前になる職務であり、助成金制度は求人側にとって的を得たものでした。
助成金額が大きいため、制度対象の求人が殺到したのか制度適用に制限を設けるようになりました。
予算のある問題なので、予算を消化したら制度運用を中止すればよいのではと思います。 ハローワークの職員はこの質問に対して歯切れは悪いです。

しかし、工夫すればハローワークが雇用のミスマッチを減らし、雇用促進をより進めることができるような気がします。

実習型雇用のイメージが良かったのか応募が急増しました。 応募者の中には実習すれば未経験の仕事も出来るということで応募してこられますが、実習を受けて未経験業務をマスターするのは本人です。 採用側は課題を与え、勉強を促すだけです。 口をあけてまっていてもスキルアップはしません。
そのような人と思えば採用もしませんが、応募者に向上心というか必死感が希薄と思います。 それが無いと職の機会を失い、離職期間が長くなるとうつ病になり、自殺を考えたりするものです。

コメントを残す

[社会]

不動産業界

今日はマンション開発・管理を主に行っておられる不動産業者の幹部に会ってきました。
「景気はどうですか?」
「この3年間ひたすら耐えてきました。地価も底を打ち、これから仕入れて開発していきます。 ディベロッパーは毎期利益を上げるため、土地の仕入を続けなければなりません。リーマンショック以前は地価上昇局面で仕入れ、建築費も上昇する中マンションが販売できず苦境に立っているそうです。

幹部いわく不動産事業は波があり、波に乗れるまでじっと辛抱できる企業が残れる、今仕入をおこしているのは旧財閥系のみとのことです。冒頭の3年雌伏したのはそのためだそうです。

我々の業界は日々お客様を支える仕事、一度始めると中断できない仕組みがあります。特に私はじっと我慢の3年間などできません。確かに日々仕事に追われるのも辛いものはありますが。

コメントを残す

...10...1920212223...

上に戻る