監査役BLOG

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エコ

環境関連事業が長期に継続して注目されています。 さらに雇用対策から当社が属する介護関連事業も注目されています。

環境関連事業の特集が新聞に掲載されており、フランチャイズチェーン協会はコンビニエンスストアの省資源計画、自動車工業会はガソリン1ℓで50km走れる車、プラスチックの再生、スマートグリッド等多くの取り組みが紹介されています。
ハウスメーカーは太陽光発電、給湯発電システム、外断熱、二重窓などエコに関する新規事業や工夫は盛り沢山です。

CO2排出抑制から見ればもっと多くの事業化につながりにくい方策があると思います。 例えばエコバックとか、これはかばん屋さんがフッション性の高いバックを販売することで仕掛けたことだと思います。

実際の効果はともかく新たに事業として成立した環境ビジネスは多少にかかわらずCO2排出を行っていると思います。

そんな芽で新聞を見ていると自転車走行の問題が連載されていて、これも環境問題かと思いました。 話題は自転車は車道を走ってもよいのか、歩道も走ってもよいのかなどというものです。 それが話題になるほど交通手段として自転車の利用が増えたのかと思います。

環境問題として自転車の話題は少ないですが、環境問題のトレンドに乗り、自転車屋は増えているのかと思います。 自転車製造において資源は消費されますが、50km走ってもガソリンは必要ありません。

国レベルで見れば解決すべきは雇用、医療・介護財政の改善等があります。 大阪においては住まいは中心部に集中してきており、ライフスタイルとして自動車を所有しない家庭が増えているのかと思います。 その人たちが徒歩で、自転車で移動すれば健康の維持に役立ち、新しいマンションがバリアフリーになっているので在宅で年をとっても生活できる環境が整う等メリットのある方向かと思いますが、この部分で雇用創設につながりません。

結局環境問題も産業振興のトレンドに過ぎないのか、と感じました。

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銀行のコンプライアナス

銀行員と話す機会がありました。 ある都銀の行員は出社・退社の時持ち物検査を行われるそうです。

USBメモリーなど持っていないかポケットの中身も全部調べるそうです。

別の地銀の行員は用件があってもメール送信できず、ファックスの送信も原則禁止だそうです。

したがって機動的な情報のやり取りはできず、いちいち面談し、書類を受け渡しし、受領書にサインを必要とします。

今回融資を受けるにあたり、金銭消費貸借契約書の説明を求めると副支店長と2人でやってきて説明します。 社内規定で融資条件の説明は2人以上で行うことになっているそうで、本部決裁がおりるまで必要書類の案内も出来ないそうです。
説明を受けると『説明を聞いたことの確認書』にサインを求められます。

ちょっと意地悪な質問をしてみました。 ある書類についてなぜ必要かという質問です。 副支店長と担当は答えられませんでした。 どうして専門家である行員が自ら作成した書類の説明が出来ないのか、と詰める寄るとどことの取引でも必ず提出いただいていますとの返事、答えになっていません。

そのうち海外の金融機関が法人取引をインターネットで行うようになれば日本の銀行から誰もお金を借りようとしなくなるのではと思いました。

勿論そうなれば日本の金融監督庁は放置しないと思いますが。

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電子書籍

経済紙のタイトルに『電子書籍大ブレーク』と言うのがありました。 採用面接で「本を読みますか?」と聞くと「よく読みます。 今年は4冊読みました」と言う返事が返ってくることがあります。

私は読書は好きなほうですが、年間60~70冊程度で、よく読んでいる人に比べると恥ずかしい冊数で、殆んどが小説です。

電子書籍が大ブレークすると皆たくさん本を読むのか?疑問です。

テレビドラマや映画をテレビで放映するのを見る人は読書をしない人より多いと思います。 私は本を読んでドラマを見るとがっかりすることが多いです。 本を読んだ時に思い描いた情景や登場人物のキャラクターが想像とはことなり、何か偽者を見せられているように感じます。 だからあまり映像を見ないようにしています。

本を読む効用はいろいろ想像する点にあると思います。 描かれていないことの情景を想像したり、私ならこのような行動をとってこんな結果を望むだろうとか、読み進むうちに想像が膨らみ、二度目に読むと一度目に読んだ時描いた情景が蘇ったりします。

映像でも同じことが出来ると思いますが、私の場合は文字情報のほうが想像の幅が大きいのかなと思います。

例えば紅葉の情景を読んだ時、過去に見た一番美しい紅葉の景色が思い浮かびます。 白山釈迦岳に登った時、前日の雨に濡れた紅葉が曇りの淡い晩秋の光りでみずみずしく見えた景色です。

もし映像なら最高の紅葉を最高の画面で見たとしても脳裏の紅葉に勝てないばかりか映像が忠実であればあるほどその差を感じてしまいます。

 

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信号無視

大阪に住んでいるとやたらに信号が多いように思います。 私は自転車で片道11kmの距離を通勤していますが、大阪市内なら数百メートル走れば信号に当たります。

私の自転車の巡航スピードは17k/h、分速300m弱、1分走れば信号に当たります。 300m毎にに信号があれば1時間弱の走行で60の信号に当たります。

半分が赤信号で停止時間が1分なら時間当たり30分の信号待ちになります。
先程の巡航速度からすれば1時間あたりの走行距離は8.5キロになります。

大阪市を走っていると道路が網の目に通じており、町の区画が細かすぎて東京などに比べて小型のビルが目立ちます。 土地の権利が細かいからなのか理由はわかりませんがたいして渋滞していないのに自転車でも徒歩でも車でも信号や踏切が走行の妨げになっています。

マツダの新しい車は停車時のアイドリングストップ機能を搭載しています。 大阪を走るなら合理的な装置と思います。

外国の映画を見ていると大阪ほど信号がなく、スムーズに人も車も自転車も走行しています。 大阪は旧い町だけに昔の町の区割りがそのまま残ったということでしょうか。

最近その信号を無視する歩行者や自転車が多く、たまに車を運転すると青信号でも左右の確認をやらねばなりません。 当たり前といえば当たり前ですが、赤信号をいきなり確認もせずに横断する自転車や歩行者が目に付き、車がクラクションを鳴らしても全く動じません。

車のほうも慣れっこになっているのか停車してやり過ごしています。 いっそうのこと歩行者優先という交通ルールを信号絶対に変えてはいかがでしょうか?

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草食系男子

盛岡正博氏の定義では「新世代の優しい男性のことで、異性をがつがつと求める肉食系ではない。異性と肩を並べて優しく草を食べることを願うことを願う草食系の男性のこと」です。

私がこの言葉をはじめて聞いたのは今年のことですが、2007年に『日経ビジネス オンライン』で連載している「U35男子マーケティング図鑑」で初登場しているそうです。

海外でも取り上げられ、CNN、ロイター、そして新華社までもが報道しているようです。

中国の尖閣列島問題から漢民族は傾向として肉食系といえないでしょうか。 その中国人学生が尖閣列島の問題についてマスコミのインタビューを受けたとき、「日本人は嫌いだけれど暴力はいけない」と答えていたのは印象的でした。

日本経済新聞が来日した中国人の日本人に対する印象に関するアンケートで「日本人は礼儀正しく、親切である」が多く、好感を持って帰国するようです。

内陸部で反日デモが多発していますが、内陸部は貧困地域なので来日者が少ない事が原因だという意見があります。

私が中国の山を登るために中国語会話を齧り、長年英語の勉強をさせられた中でこの二ヶ国語に女性特有の単語、表現が少ないことに気づきました。

日本語では男女固有の単語や表現があり、男にらしさや女性らしさの文化があります。 この文化と草食系や肉食系は矛盾しないと思いますが、歴史の中で培われた文化の一部を拡大させているのが草食系・肉食系ではないのかと思います。 協調性や優しさを優先するあまり、恋愛から遠のいたり、闘争心、競争心を放棄したりするのはバランスを欠くと思います。

クレーマーのように相手を傷つけることに執着する連中はある意味草食系の対極で、聞き分けの良い(協調性があるというより闘争心をなくした)草食系の台頭はクレーマーのような歪んだ連中を生み出しているというのは言いすぎでしょうか。

肉食系という言葉には性欲に固執するイメージを感じましたが、自分の意見を大切にし、協調性はわきまえながらも戦うべき時にまともに戦えるダンディズムは何時の時代でも評価される男の姿と思います。

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大阪市の衰退

知人の一人が大阪市に勤めています。 江戸時代から商都として栄えた大阪市や大阪府は豊かな自治体として、高度経済成長期まで栄えていたように思います。

私は農学部出身で大阪で品種改良された野菜や栽培方法は多く、農業が国の基幹産業だったころには農業でも先進地域だったと思います。

電気器具店の集積する日本橋や繊維産業の集積する船場、道具屋の集積する浪速区、薬品産業の集積する道修町など多くの商業地区が栄えました。

現在商業区の多くは寂れ変貌しつつあり、方向を変えての発展は感じられません。

スポーツでは多くのプロ野球球団を私鉄各社が抱えいましたが、見る影もありません。 芸能では吉本興業が一人気を吐いていますが、基本は東京になっています。

大阪で創業した大手企業の転出は多く、登記上の本社は残していても軸足は東京という企業も多いと聞いています。 法人税は減少し、大阪府・大阪市は財政赤字を抱えるに至りました。

知人にどんな仕事をしているのかを聞くと、バブル期に乱造した箱物の後始末をさせられているとの事です。 財政に余力が無く、企業を誘致したり転出を引き止める策が出せないとの事でした。

前にもブログで書きましたが、中之島、北浜、淀屋橋、なんば、梅田、天王寺といった行政の中心や企業群の集積地に高層マンションが乱立しています。

マンションの建設が可能なのは商業ビルが立地できないからで、産業が中心部から無くなっていっているに過ぎません。 転入人口は大阪府もマンション建設が進む大阪市域も増えていません。 市内の会社に勤める人がどんどん流出し、大阪市周辺に住む高齢者が利便性の高い中心部に転居してきています。

このままいけば大阪府は中心部に高齢者人口が集積し、隣接市は農業か倉庫業等が中心になるのではと懸念します。
知人はこの流れを変える手立ては行政に無いと言い切っていました。

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デマ

インターネットでの情報量は増大し、その信憑性は疑問視されています。

知識人は新聞や本にこそ本当の情報はあり、インターネットにはないと示唆しています。

アメリカでは反オバマ派の「茶会党」は「増税につながりかねない歳出増は認めない」との主張の基にデモを繰り返しています。

しかし目立った指導者はいないし、組織も内容で、誰かがネットに「○○は歳出増を後押しした」と書き込むと全米からその選挙区に押し寄せ、対抗馬を応援し、本命候補を敗北に追い込むそうです。

中国での尖閣列島をめぐる日本攻撃を主張するグループがネットに「○○で反日デモを行う」と書き込むとぞろぞろ人が集まってきます。

書き込んだのは中国政府の情報部かもしれませんが、人が多く、多くの人が本屋新聞を読んで歴史や国際情勢についての正しい認識を持たなければ同じ問題は起こり続けます。

友人に大変な秀才でありながら本や新聞を読まず、ネットにかかれた情報を鵜呑みにする人がいます。 路論拠はシンプルでしかも根拠もあり、議論するとなかなか手ごわいものがあります。

否定されなければ正しいという態度に不安を感じます。 経済や例えば為替の将来予測などこうなるといわれても元々予測不可能なので言い返すことが出来ません。 その段階で自分の意見は正しいと判断されるなら、そしてそれが大衆を動かすことが出来るなら恐ろしいことになります。

ネットを通じた情報過多に社会が揺るぎないものとなるためにもう少し時間が必要なのかもしれません。

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山岳救助費請求

本日の日本経済新聞朝刊に埼玉県が山岳救助で県防災ヘリコプターが緊急出動した場合、費用を遭難者に請求できるとする県条例が可決する見通しだそうです。

私も長年登山を趣味としてきましたが、山岳救助で救助隊が出動した場合、当時でも1日あたり百万円程度の費用がかかりました。

ヘリコの出動も同じであると思います。 それだけ無謀な入山者が後を絶たず、ついに堪忍袋の緒が切れたというところでしょうか。

私は家族に下山予定日に下山しない場合は知らん顔をしておけ、と言っていました。
助かる程度なら自力で下山するし、助からない場合は費用を掛けて死体捜索になるというのがその時の理由です。

他人に迷惑をかけて平気な人や、公的機関の助力は当然という人が増えているように思います。 風邪引きで救急車を呼ぶ人や蛇が庭にいるということで警察を呼ぶ人です。

自己責任を強く発信する必要を感じます。

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ノーベル平和賞

ノーベル平和賞は中国民主化運動の「劉 暁波 氏」が受賞されました。
全世界で誰が一番世界の平和に貢献したかを決めるのは大変なことで関係者の苦労は並大抵ではないと思われます。

これに対して中国の対応は大国覇権主義に徹し、ノルウェー大使を呼びつけては恫喝を繰り返しています。

中国当局は中国国民を情報隔離し、扇動し、覇権主義の矢面に国民の力を利用しようとしています。

中国漁船が尖閣列島で海上保安庁に拿捕されれば一部中国人は日本国旗を路上で燃やし、日本を敵国扱いするニュースを盛んに流します。

彼らは中国の国家公務員ではないかと思います。 中国政府としては中国国民はこんなに怒っているというのを見せつけようとしているのでしょう。

そんな100年以上前の人心掌握術を繰り返すところに中国のカントリーリスクを感じます。 多くの中国人が海外旅行に行き、声高に中国語で話をしながら闊歩します。 日本でも同様で、大阪城ではよく見かける光景です。 彼らを見た日本人は尖閣列島・北朝鮮・チベット問題・台湾問題、そして今回のノーベル平和賞受賞のに対する中国政府の暴挙を思い、眉をひそめるでしょう。

私の周囲の人に外国の評価を聞けばほぼ全員が嫌いな国1位中国、2位北朝鮮となります。 日本が中近東にあれば評価が変わるのでしょうが、世界のどのエリアでもどの宗教国でも中国を嫌うようになると経済力が強くても、軍事力が強くても中国政府が取る政策オプションの腑の部分は拡大していきます。

最近ではロシアなどもよく似た動きをしており、世界の嫌われ者が連盟すれば新たな世界勢力図画が描かれることになり、平和は遠のくことになると思われます。

日本にいて世界の平和の実感は乏しいでしょう、しかし世界では常に紛争地域があり、人権問題などと言っていられない非道がなされ、その再生産が自国民の扇動により行われています。 その芽は世界の協調の元に摘んでいく必要があります。

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大阪の変貌

「天神橋筋商店街を歩いていると年寄りばかりだよ」と友人が言いました。

最近大阪市内の中心部を歩いているとビジネス街であれ官庁街であれ商業地区であれ、タワーマンションが林立しています。

20年前は商業ビルばかりだった本町通付近、裁判所や日銀や大手金融機関、裁判所など重厚な建物が並ぶ中ノ島界隈等です。

大阪の商業ビルの空室率は東京に比べて高いものになっています。
オフィスが消滅し、マンションになると雇用を吸収する事業所が減少したことになります。 失業率が高まり、居住用建物が増えるといったり誰がそこに住むのか気になります。

人口動態調査では大阪の人口は横ばいです。 大阪郊外のベッドタウンは高齢化が進み、空き家が目立ち、中古物件が売れなくなっているそうです。

人口減少の視点が無ければ大阪は不況で住むところですが、人口減少傾向を考え合わせると大阪という年が縮小変貌しつつあると思います。

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