監査役BLOG

会社を見る鳥の目

経営者の目線で、日々の思いやできごとを綴っていきます。

[生活]

節約

私は子供の頃、さして豊かな生活をしなかったこと、母親が強く節約を心がけたことが現在も生活習慣になっていて、10円単位のお金に以上に節約心を抱きます。

例えば板チョコレート100円のものが80円であればすごく得した気になります。 78円ならさらに嬉しくなります。 小銭を持ち歩くのがわずらわしい人がいて、1円玉のつり銭を受け取らない人がいるという新聞記事を読んだことがありますが、私にとってはとんでもない話です。

節約していくとお金を使わないことが趣味になっていきます。 私は頭が禿げていて散髪代がもったいない、禿頭に似合うヘアースタイルは坊主頭、電気バリカンを買って一人で散髪しています。

今一番無駄と思うのはタバコ代です。 どうしても禁煙が出来ません。 健康の為より小遣いの節約という価値観に訴えますが上手くいきません。 いずれはと思っています。

何度もここで書きましたが移動手段は主に自転車です。 いくら節約してもみみっちく見えるのは嫌で、衣類もバーゲンを上手く利用し、できるだけ高級品を買います。

最近ゴルフを始めましたが、これも私の価値観に反する高額支出の行事ですが、交友関係が広がる手段としては有効なのかと思います。

節約するのは金銭だけでなく、時間の節約も最近は心がけるようになりました。 少しの時間を大切に、を心がけています。 何か一つ作業をし終えると休憩しないようにし、次の作業に取り掛かります。 それがスムーズに行えるように行うべき作業を朝リストアップします。 嫌な作業は後回しになる可能性は高いので先に行います。 しかし節約できる時間に限界があり、自分の時間の使い方を振り返ってみるとTV視聴時間が意外に長いことに気づきました。 そこでTVを見なくしました。

習慣なのでしょうか、毎週見ている番組を見なくなると別に見たくなくなります。 逆に削らない時間として睡眠、読書、食事でしょうか。

今年の誕生日で58歳、見た目に若いといわれ、話をして年寄りくさくないといわれますが、そんなことに喜ぶより年齢がわからない人間でしばらくは居たいと思います。 やがては視力や体力が衰え、物理的な限界を感じるようになっても活動できる時間は生産的でありたいと思います。

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[会社運営]

社員教育

何処の企業でも社員教育がどれほどの意味を持つのかと悩みつつ、費用と時間をかけています。 当社も同様で、セミナーなどやっております。

私の愛読書でコリンズ著「ビョジョナリーカンパニーⅠ~Ⅲ」にマネージャー役割が記載されていました。 マネージャーとは管理職の意味で使われていましたが、部下の教育・指導が上手いことを評価基準にしていました。

著者がコンサルタントをしたり調査した会社で一番優れたマネージャーはという問いに当てはまる職員を紹介してもらい、インタビューしています。
そこでマネージメントは教育・指導とコリンズ氏は決め込んでいます。

一方ドラッカーは人を成長させる上で、何を成すべきか=目標を明確にする、責任を取らせる=権限を与える、上司は口出しせずに任せる、という記述がありました。

「他人と過去は変えられない」という言葉がありますが、其の通りと思います。 教育で人は、部下は変わらないけど変わる場合があります。 それは教育・指導をきっかけに本人が変わろうとしたことで、教育しようとしている側は被教育者が変わろう、成長しようという気になるきっかけを如何に多く出せるかがポイントと思います。

当社のマネジャー層は自らが指導することを実践し、出来ない人には注意するということにしているそうです。
どちらにせよ人を変えるのは大変です。

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[会社運営]

熱意と無関心

中小企業の経営をしているといろいろな報告、連絡、相談を受け、決裁を求められます。
知っていること、又は其のことの周辺のことを最近報告を受けていれば何とか質問し、決裁をします。

例えば人事労務の問題で、私は残念ながら人事労務業務に従事したことはありませんので深い知識はありませんが、普通なら人事部の専門家が法律、諸規定、社内慣行に基づいて処理することを決裁するよう求められます。

これは膨大なエネルギーを必要とします。 説明するほうもあまりの物分りの悪さに嫌気が差してしまいます。

世の中には真面目な経営者がいて、そういったときに根掘り葉掘り質問し、自分で理解し、判断しようとされます。 中小企業ではないですが、2兆円規模の売上の上場会社の社長が統括部長に電話して、配送車の損害保険料変更の理由を問質されたそうです。

私は犬馬に決裁権を委ねるほうで、報告は求めるようにしています。 それでも残る仕事は方針やビジョンの策定、賃金・人事の決定だろうと思います。
決裁を求められれば間違った判断はしたくないのでやはり根掘り葉掘り聞きます。 それでも理解できない話はたくさんあります。 そこで現場のことに関心をなくしてしまいました。 そうすると現場に近い会議は居眠りをすることになります。

果たしてこんなことで良いのだろうか、逡巡する日々です。

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[事件]

節電

関西電力が管内の家庭や企業に一律15%の節電要請をしたことに対し、橋下知事は「節電をやめてみようかと考えている。節電をやらずに乗り切ったら感電の嘘八百ということになる」と報道陣に発言したそうです。

関電が根拠を明らかにせず節電一律15%の要請をしたことに対して嫌味を言ったのです。 関電が福井県で稼動させている原発が稼動できない状況になった場合に困るので国の方針に「じゃ節電してもらいましょうか」とけんかを売ったことに対する嫌味で、大阪の弁護士らしい切り替えし、最後に原発対策なら「大阪に原発を作ったらいい」とも言ってます。

個人的にはこのような明確な切り返しは拍手喝采で、そもそも電気事業は地域独占、原発に稼動に対して批判が高まる中で本質を語らず、真剣な供給責任について提案せず、「じゃ節電してもらいましょうか」で大阪の産業が稼働率を下げて競争力を低下させることを知事として黙認できないということでしょう。

以前、教育委員会に対し「くそ教育委員会」といい、教職員の克己掲揚に起立しない教育者を処罰すると議会で決議し、そのあと教育委員会幹部と会談を持って話をしましたが、其のひつこさも大阪の人らしく、信頼感を持ちました。

知事はゆとり教育に対して大阪の教育委員会を槍玉に挙げているのでしょうが、これを推奨した官僚は高い退職金とともに天下りをしたそうで、反論しなかった大阪教育委員会を根に持っているものと思います。

品の無い表現はさておき、明確な見識と発言、そしてそれに伴った行動にも拍手喝采です。

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[習慣化]

目覚まし時計

入社1年ちょっとの営業職員がいつも遅くまで残業し、実績が低迷しています。 なぜ熱心にやっているのに実績が上がらないのか不思議なのですが、ここの職員の実績は店長の管轄、言いたくても言わない姿勢を貫いてきました。

それを糺せば店長に責任が無くなってしまうダブルスタンダードになるからです。

その職員が私の出席する実績報告会議で始業時間ぎりぎりにやってきました。 毎晩遅くまで残業しているのですから朝ぎりぎりは解るのですが、印象は悪いです。

そこで考え、店長の責任を犯すことなくこの職員の生活習慣を変えて成績を上げる方法を思いつきました。 目覚まし時計をプレゼントすることです。 みなの前で「目覚まし時計をプレゼントするよ」といいました。 これで朝早く起きられると考えたでしょうが、「これで早く帰れるだろう、目覚ましが鳴ったたら早く帰れ」といいました。

仕事が早いか遅いかは別にして、仕事のやり方として時間のエンドを切られると達成率は高くなるし、計画性が出てくるように思います。 例えばソフトウェアの開発など納期が厳格に決められているので厳しいスケジュール管理、進捗管理を行っています。 いちどその管理手法で共同の業務をこなしたことがありましたが、恐ろしいプレッシャーでした。 はじめにスケジュールを決める時、仕事を作業に落とし込み、ここの作業工数を見積もります。 ここがポイントで、作業工数の見積もりが管理者によって一方的に決められるといじめの世界になります。

同じような例で、刑務所の受刑者の話がありました。 終身刑の受刑者は収監から開放されることは無いですから独房の中で時間が止まった生活を送るそうです。

一方死刑囚は死刑が確定しており、法務大臣が死刑執行所に印をついた数日後、執行されるそうです。 それがいつかは全くわからず、法務大臣が就任中に全く死刑執行をしない場合もあるそうで、死刑囚にとって予定できることはいずれ執行される死刑ということだけです。

死刑囚は予定できない限られた時間内に何か仕上げようとする人がかなりいるそうです。 般若心教の写経千枚を目標にした人は出来るだけ早く写経しようと思います。

仕事に置き換えてみると、眼前の仕事を今夜中に残業して仕上げようとする人の残業時間のエンドはありません。 一方○時に事務所を出なければならないならその時間までに残っている仕事のこれだけと予定を立てます。 当然仕事は仕上げなくちゃならないので翌朝、早く出社して仕事をこなす事になります。

当初は予定内に仕事をこなせないかもしれませんが、なれてくればこの方が計画性や集中が図れると思います。

私は朝型人間、5時半にはおきて本を読んだりします。 最近は早朝に何かやることが流行っていますが、時間の区切りから言えば効率的かなと思います。 勿論人によっは夜型がぴったりくる仕事や性格の人もおられるようですが。

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[生活]

マンション

築20年のマンションが売りに出ていて、見学に行ってきました。 80㎡弱、リノベーション(全面改装)済みで2400万円ほどです。 西向きの2回と言うのはあまり条件はよくないです。

浴槽は人口大理石、大理石張り、トイレは温水洗浄・暖房便座、マルチエアコンで全室空調付です。 キッチンは中級品の新品で、食洗機も付いています。

広いリビングとクローゼット付洋間1室の間取りです。 フローリングではなくカーペットです。 生活するうえで一人暮らし向きになっています。 豪華な感じではありますが、夫婦で住むのが限度です。

エントランスホールは広く大理石張りで、ホテルのそれと変わらぬ豪華さです。 革張りの豪華なソファが設置しています。

駐車場は地下にあり、月額3万円で借りられます。 駐車場を見に行きましたが、フェラーリー、アウディ、ベンツ、BMWと高級車が駐車しています。

聞いて驚いたのは竣工時の価格が15000万円とのこと、年間630万円値下がりしたことになります。 35年ローンを組むと月次返済のみで8万円台、同等の賃貸マンションの家賃よりはるかに安いことですが、共益費・修繕積立金合計が約6万円/月と高いことです。

20年前はバブル期、この20年の変化は驚くべきものがあります。

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[社会]

社会調査

中小企業庁事業環境部取引課から下請に関する調査票が着ました。 説明の中に何度も法律に基づく提出義務があり、提出しない場合に50万円以下の科料に処すとあります。

民間企業に負担をかける解りにくい調査票を送りつけ、『提出しなければ処罰するぞ』と脅しまくっています。
当社は小売業で下請なんか全く関係ありませんが、当然中小企業庁がそんなこと知る由もなく送ってきたのでしょう。

非常に解りにくい案内で、いったい何をどのように書けばよいのか、当社のように下請に関わらない企業の場合の記載方法などもわかりにくい書き方で、さらに腹の立つのが一方的に『義務があるから書け!』ということです。

依頼事項だろう、送りつけて書けとは江戸時代の奉行でもあるまいし、いったい中小企業庁が何をしているのか国民100人に聞きました、というクイズをやれば殆んど答えられない。 それほど存在感が無く、存在価値があるのか同かもひじょーに疑問です。

民間企業ならこっそり解散させて何が困るか見てみるところです。 勿論いっぱい困るように許認可や権限を持っており、表面上困るように自ら仕事を作るのが官僚でしょう。

先日も国家公務員の給与削減十%というのがありましたが、思い切って国家公務員を全員国家公務員株式会社に編成し、内閣や国会は施政や法律の遵守を管理する業務を委託すればよいと思います。

おそらく今の国家公務員に掛かるコストの何分の一かで業務をこなすのではないかと思います。
競争関係が無ければ活けないので、国家公務員株式会社を5社程度に分けて、競争させる必要があるでしょう。 自衛隊などは特別会社にしなくてはならないと思います。

しかし何を行っているか解らない業務や組織はこっそり消えていくと思われます。

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[会社運営]

会社の規模

当社も毎年事業計画を立てており、その中には当然人事計画も入ります。

調剤薬局や高齢者介護に関わる事業は労働集約型であり、人事計画は事業規模の決定要因です。

それゆえ重要なことなのですが、薬局の薬も介護用品も当社オリジナル商品はありません。 何処の薬局でも購入できる薬剤ですし、何処の介護ショップでも取り扱える商品が殆んどです。 事業経営を中心に考えれば適正規模があり、そこまでは規模のメリットを追求できます。

薬局や介護ショップは参入障壁が低く、細かく制度化された事業分野で他社との差別化が図りにくい事業です。

差別化できる部分で職員個々人の対応力、専門知識・接遇・説明の上手さ・スピードがあります。 当社はこれらを重視しているのですが、求人を出しても当社のスタイルをよしとする人がなかなか応募してこられません。 面接だけでそれが解るはずも無いのですが、時間をかけて何をどのようにやっているか説明し、話を聞いた応募者が関心を持てば採用の可能性があります。

現場の指揮官は利益確保のために採用計画を提案してきます。 とりあえず素直な人であれば後は社内教育である程度ベクトルを合わせる事が出来ると考えているようです。

勿論教育によるところは大きいのですが、教育できずやめて行った職員もたくさんいます。

最近よく考えるのは『当社に適合しそうな応募者はそんなに多くない』(ハローワークでの求人を前提にした場合ですが)か、応募する側が当社の状況をよく把握できていないかではないでしょうか。

TVでの会社紹介番組で特徴ある中小企業が紹介されます。 小さな会社でも製作している商品が評判になり、募集しなくても『働きたい』と応募してくる、そんな会社にしたいと考えています。

今は会社としては我慢の時、人質が特徴であることを掲げるなら採用で妥協しない、どのような会社か露出してゆく、そして採用計画を立てない、会社規模を大きく出来なくてもかまわない、質を求めて規模を求めない経営も有りかと思います。

妥協して水ぶくれした会社に魅力は無いでしょう。

 

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[社会]

日本国債の格下げ

ムーディーズによる日本国債の格付けAaから引き下げるそうです。 格下げになると同等の格付けの国は相当経済状態の悪い国になります。

これは大きな問題で、日経一面では小さくしか扱われませんでしたが、日本経済にとっては大問題で、海外で国債の引き受けがなくなるばかりでなく国家の経済的信用が無くなり、この状態が進行すれば輸出入で円決済ができなくなります。

海外から輸入する場合にドルなり信用ある通貨を予約しなければ輸入できなくなります。 赤字国債が自民党政権時代から長期に積み増しされる中で予定のこととしているのかもしれません。

大阪府に住み、大阪市で商売をしていて府も市も財政的に困窮し、橋下知事は財政支出を大きく削っています。 関西経済の地盤沈下が長期のトレンドで、何か財政投資をして地盤沈下を止められる状況ではなく、節約は当然のことと思われます。

国レベルでは『事業仕分け』などと称して一部の国事業の閉鎖を公開で行いましたが、出てきたのは細かい事業ばかり、しかも元々なぜ取り組んだのかというような事業が多かったように思います。

大阪府や名古屋市では地方公務員の給与削減がぎりぎりの鬩ぎあいで行われています。 少し前にも国家公務員の給与一割削減が話題になりましたが、この1割は莫大な金額になります。

また国家公務員の賃金水準は地方公務員の一部もそうですが、高止まりしています。 1割なんて小さいことを言わず3割ぐらいカットすれば嫌気を指してやめる人も出てくるのではないでしょうか?

民間企業では以前から取り組んで実績を上げたことなのですが。 国は900兆円を超える国債を返還しなくてはいけないことを真剣に考えるべきと思います。 日本航空が破綻して退職年金を減額する話題で、減額すれば暮らしていけないというOBの意見がありました。
そしてその受給額が50万円弱で、世間一般と意識の乖離に驚きました。 同じ構図がここにも見え隠れしています。

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[習慣化]

継続は力

このブログも始めて365件を超えていました。 いずれ1年分と思っていましたが、3日に一回程度、世間をぼやくブログを書き続けてきたものと自分で感心しています。

毎日ブログのためにネタを探す熱心なブロガーでは無いのでペースは上がりません。

しかし従業員60人程度の会社を経営していてよくやるものだと思います。 「きっと暇なんだろう」という声も聞こえますが、その通り、時間はあります。

しかし「暇」というわけではなく、気になることで寝られなかったり、孤独感に苛まれたり、それはそれで大変なのです。 明るい話題もあります。 交流会のゴルフコンペでテレビが当たったとか、しかしテレビを見る習慣が無いので箱に入ったままです。

ブログを書けるほど時間に余裕があるのは経営者としてやることが無いのではなく、たくさんの課題があるにもかかわらず解決の糸口が見つからないことにあります。

例えば営業職は慢性的に不足し、求人を出し、面接をし、採用もするのですが、退職者や仕事の増加に追いついていません。 ハローワーク以外への求人活動も行うのですが結局同じことです。

ドラッカーの言葉に「問題に集中するな、機会に集中せよ」というのが救いの言葉になりました。 いろいろな機会があり、そこで情報を集めていると予期せぬ成功=課題の解決の糸口が掴めそうな期が気がしてきました。

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