監査役BLOG

会社を見る鳥の目

経営者の目線で、日々の思いやできごとを綴っていきます。

[趣味]

マンホール

私は自転車通勤していますが、道路や歩道を走っていると多くのマンホールに出会います。  行政区により工夫されて町の顔、地面のへそのような存在です。

写真は守口市のもので外周の緑部分に咲く花は市の花の皐のようです。

中心のやぐらにベルがぶら下がったものは何か知りません。

色彩でもデザインでもそれなりだと思います。 通勤途上では大阪市を通りますが、こちらは後日紹介します。

マンホールは地下埋設物の点検口が主な用途でしょうが、写真は上水か下水のものと思われます。 他には電話、ガスなどがありますが、自治体事業としては上下水になると思います。

守口市としては写真のようなもののほかに旧いタイプで別のデザインのものもあります。 中には通過する車のタイヤの摩擦で表面のデザインがなくなったものもあります。

雨の日のバイクでの通過に気を使います。 自治体が町の顔としていろいろマンホールのデザインを工夫するのは楽しいものです。

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[生活]

乾杯の音頭?

前回書いた乾杯の音頭を昨晩行いました。 一休会は異業種の集まりで、その人脈で直接・間接にビジネスに結びつけたり、他業界の情報を仕入れたりです。

自分自身はこの交流会を通じていろいろな人に出会い、考え方を微修正してきた経緯があります。 そのままスピーチのネタにしました。

他人は自分を映す鏡、鏡に映った自分を見直して襟を正す、当然他人という鏡は曇っていたり、歪んでいたりもしますが、曇りも歪みもない鏡は自分をそのまま映し出し、心が洗われるときがあります。

無事に乾杯も終わり、初めての人と挨拶し、挨拶され、話をしました。 一人巨体の男性から挨拶を受けましたが、鍼灸院の先生で名刺の裏にシドニーオリンピック代表補欠と書かれていました。
オリンピック選手など会う機会がないので感激し、意外に自分がミーハーなのに気づきました。 彼の先輩は以前から知っていたのですが、その人も有名選手だったらしく、会場で予期せぬ先輩後輩の対面となったそうです。

いろいろな人との出会いやその人の歩んできた人生の重みに触れた一日でした。

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[未分類]

乾杯の音頭

いつも異業種交流会に参加しています。 「一休会」と言い、元々不動産業者の情報交流を目的に始まりました。
私は不動産業にかかわる人の知り合いが少なく、聞けば聞くほど不思議な業界で、業界内の情報交流も特異ではないかと思います。

主に酒場で交流を行うので、不動産業者になるにはお酒が飲めないといけないのかと思うほどでした。

不動産業界はともかく、一休会の現在の参加者はいろいろな業種の方で、事業のデパートといったところでしょうか。

一休会の名前の意味は「ちょっと一休み」で、普通異業種交流会と言えば流れ作業で名刺交換をし、アポを取り、自分の仕事に結びつくかどうか判断します。
そういった人もこられ、名刺交換後会社を訪問される方もおられます。 そういった方がビジネスを拡大するかと言えばそうでもなく、ニコニコしているだけでお客を呼び寄せた人もいます。

魅力のある人もいれば、退屈なだけの人もたくさんおられます。 私は元々興味のないことは退屈してしまうほうですが、興味のもてる人を見つけられたときは望外の喜びです。
楽しい人は「こんな考えの人がいるのか」、「こんなに次行をしている人がいるのか」と興味が尽きません。

この会で乾杯の音頭を頼まれました。 何か意味があるのかと聞くと「歳をとっているから」と言う返事、60歳定年の会で57歳は最高齢に近いようです。

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[経営]

ヘルパー職

当社は介護機器や介護用品を扱う介護事業を営んでいますが、別会社で訪問介護事業を営むことになりました。

いわゆるヘルパーステーションは事務所とパソコンがあれば出来る事業で、介護事業の中でも小資本で開業できる事業です。

介護保険がスタートして10年以上経過し、経験者の雇用も可能で、全くこの世界を知らない人でも資本と熱意があれば事業運営が可能な事業と思います。

介護職を行う社員の面接に同席しました。 殆んどの方が女性、独身者が多く、履歴書に転職の経歴が並びます。 職歴の殆んどが介護職で占められています。 介護職は収入が低く、体力も必要な仕事で、登録ヘルパーは社会保険に加入できないケースも多いようです。

面接した方はこの仕事が好きな方が多いのかと思います。 「前職は楽しかった」と仰る方が多いです。 私も二級ヘルパーの講習を10年前に受講し、この仕事はやりたくないと思いました。

私がヘルパーをやっても当時では家族を養うことは出来ません。 せいぜい精一杯働いた収入で子供二人の学費がまかなえるかといったところです。

私が知る現場仕事は比較的低賃金です。 運送業でコンビニ配達を行っている人は27万円/月と聞6年ぐらい前に聞きました。 「結構高収入ですね」運送会社の専務に言うと「そうですか、賞与、昇給はありません」との事、そう思うと低い収入といえるかもしれません。 しかしその後この6年でデフレと景気後退が進行する中で現場仕事従事者の所得も変動しているようです。
タクシーのドライバーは低迷しているようですし、運送業のドライバーも同様と想像します。 介護職は多い人で450万円/年、これは施設のマネージャー兼務の人などで訪問介護に従事する人は200万円/年から少し上昇しているようです。

介護職が所得面で一番低いわけではないのでしょうが、介護職の年収よりすこし下がれば生活保護の保護費に近づいてきます。

高いほうでは上場会社の社長などで年収10億円弱の人が報道されていましたが、私の感覚では意外に低いのかなと思いました。 中小企業の社長では年収1千万円を超える人は少ないと思います。 勿論10億円貰っても約50パーセントは所得税で持っていかれますが、「生活に必要なかなりの部分が会社負担だよ」という話もあります。

雇われ社長の就任期間は昔に平均5年程度と聞きました。 話を総合すれば現代社会で所得が職種選定の基準になる意味は薄れてきたように思います。

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[社会]

信号無視

大阪に住んでいるとやたらに信号が多いように思います。 私は自転車で片道11kmの距離を通勤していますが、大阪市内なら数百メートル走れば信号に当たります。

私の自転車の巡航スピードは17k/h、分速300m弱、1分走れば信号に当たります。 300m毎にに信号があれば1時間弱の走行で60の信号に当たります。

半分が赤信号で停止時間が1分なら時間当たり30分の信号待ちになります。
先程の巡航速度からすれば1時間あたりの走行距離は8.5キロになります。

大阪市を走っていると道路が網の目に通じており、町の区画が細かすぎて東京などに比べて小型のビルが目立ちます。 土地の権利が細かいからなのか理由はわかりませんがたいして渋滞していないのに自転車でも徒歩でも車でも信号や踏切が走行の妨げになっています。

マツダの新しい車は停車時のアイドリングストップ機能を搭載しています。 大阪を走るなら合理的な装置と思います。

外国の映画を見ていると大阪ほど信号がなく、スムーズに人も車も自転車も走行しています。 大阪は旧い町だけに昔の町の区割りがそのまま残ったということでしょうか。

最近その信号を無視する歩行者や自転車が多く、たまに車を運転すると青信号でも左右の確認をやらねばなりません。 当たり前といえば当たり前ですが、赤信号をいきなり確認もせずに横断する自転車や歩行者が目に付き、車がクラクションを鳴らしても全く動じません。

車のほうも慣れっこになっているのか停車してやり過ごしています。 いっそうのこと歩行者優先という交通ルールを信号絶対に変えてはいかがでしょうか?

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[社会]

草食系男子

盛岡正博氏の定義では「新世代の優しい男性のことで、異性をがつがつと求める肉食系ではない。異性と肩を並べて優しく草を食べることを願うことを願う草食系の男性のこと」です。

私がこの言葉をはじめて聞いたのは今年のことですが、2007年に『日経ビジネス オンライン』で連載している「U35男子マーケティング図鑑」で初登場しているそうです。

海外でも取り上げられ、CNN、ロイター、そして新華社までもが報道しているようです。

中国の尖閣列島問題から漢民族は傾向として肉食系といえないでしょうか。 その中国人学生が尖閣列島の問題についてマスコミのインタビューを受けたとき、「日本人は嫌いだけれど暴力はいけない」と答えていたのは印象的でした。

日本経済新聞が来日した中国人の日本人に対する印象に関するアンケートで「日本人は礼儀正しく、親切である」が多く、好感を持って帰国するようです。

内陸部で反日デモが多発していますが、内陸部は貧困地域なので来日者が少ない事が原因だという意見があります。

私が中国の山を登るために中国語会話を齧り、長年英語の勉強をさせられた中でこの二ヶ国語に女性特有の単語、表現が少ないことに気づきました。

日本語では男女固有の単語や表現があり、男にらしさや女性らしさの文化があります。 この文化と草食系や肉食系は矛盾しないと思いますが、歴史の中で培われた文化の一部を拡大させているのが草食系・肉食系ではないのかと思います。 協調性や優しさを優先するあまり、恋愛から遠のいたり、闘争心、競争心を放棄したりするのはバランスを欠くと思います。

クレーマーのように相手を傷つけることに執着する連中はある意味草食系の対極で、聞き分けの良い(協調性があるというより闘争心をなくした)草食系の台頭はクレーマーのような歪んだ連中を生み出しているというのは言いすぎでしょうか。

肉食系という言葉には性欲に固執するイメージを感じましたが、自分の意見を大切にし、協調性はわきまえながらも戦うべき時にまともに戦えるダンディズムは何時の時代でも評価される男の姿と思います。

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[経営]

事業の寿命

かつて会社勤めをしていた時に上司の評価が悪く、窓際の仕事である社史編纂に携わったことがありました。

どうにも役に立たない元営業の二人と仕事に取り掛かりましたが、全く歩調が合いません。

人間関係はさておき、社史編纂の仕事は転職後の現在の仕事に間接的に役に立ちました。

大正時代に創業した会社は創業時の定款に事業の存続期間が記載されています。

定款は会社の憲法のようなものでもっとも基本的な項目を記載するものですが、当時の商法で事業の寿命を必ず規定するのかどうかは解りませんでした。 以前の会社は10年の事業存続期間をうたっていたと思います。

大正時代に新規に事業を立ち上げ、10年経ったら辞めますよと規定するのは思い切ったことと感銘を受けました。 当時染料を取り扱う卸で、社長は単身スイスのサンド社に行き、新しい染料の染色方法を学んで帰国した人で、日本の染色界で数十年流行が続き、巨富を得たとの事です。

当時の社長の家は3千坪の広大なもので、家海外の仕入先の要人を接待する為家畜を飼育し、料理人を雇用しておられました。

現在において新規ビジネスの寿命はどれくらいかは分野によって違うのでしょうが、固定資産の投資を伴うビジネスは環境変化への対応が難しい場合が多いと思います。
民間ではありませんが行政の箱物は時代にそぐわなくなった時に投下資金が無駄になり、借金まみれになります。

住宅産業も同様で、人口が増加しないのにこんなにマンションが必要なのかと思います。 当社の属す介護業界でも高齢者施設の建設が続いています。 いずれバブルが弾けるのではと思います。

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[社会]

大阪市の衰退

知人の一人が大阪市に勤めています。 江戸時代から商都として栄えた大阪市や大阪府は豊かな自治体として、高度経済成長期まで栄えていたように思います。

私は農学部出身で大阪で品種改良された野菜や栽培方法は多く、農業が国の基幹産業だったころには農業でも先進地域だったと思います。

電気器具店の集積する日本橋や繊維産業の集積する船場、道具屋の集積する浪速区、薬品産業の集積する道修町など多くの商業地区が栄えました。

現在商業区の多くは寂れ変貌しつつあり、方向を変えての発展は感じられません。

スポーツでは多くのプロ野球球団を私鉄各社が抱えいましたが、見る影もありません。 芸能では吉本興業が一人気を吐いていますが、基本は東京になっています。

大阪で創業した大手企業の転出は多く、登記上の本社は残していても軸足は東京という企業も多いと聞いています。 法人税は減少し、大阪府・大阪市は財政赤字を抱えるに至りました。

知人にどんな仕事をしているのかを聞くと、バブル期に乱造した箱物の後始末をさせられているとの事です。 財政に余力が無く、企業を誘致したり転出を引き止める策が出せないとの事でした。

前にもブログで書きましたが、中之島、北浜、淀屋橋、なんば、梅田、天王寺といった行政の中心や企業群の集積地に高層マンションが乱立しています。

マンションの建設が可能なのは商業ビルが立地できないからで、産業が中心部から無くなっていっているに過ぎません。 転入人口は大阪府もマンション建設が進む大阪市域も増えていません。 市内の会社に勤める人がどんどん流出し、大阪市周辺に住む高齢者が利便性の高い中心部に転居してきています。

このままいけば大阪府は中心部に高齢者人口が集積し、隣接市は農業か倉庫業等が中心になるのではと懸念します。
知人はこの流れを変える手立ては行政に無いと言い切っていました。

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[社会]

デマ

インターネットでの情報量は増大し、その信憑性は疑問視されています。

知識人は新聞や本にこそ本当の情報はあり、インターネットにはないと示唆しています。

アメリカでは反オバマ派の「茶会党」は「増税につながりかねない歳出増は認めない」との主張の基にデモを繰り返しています。

しかし目立った指導者はいないし、組織も内容で、誰かがネットに「○○は歳出増を後押しした」と書き込むと全米からその選挙区に押し寄せ、対抗馬を応援し、本命候補を敗北に追い込むそうです。

中国での尖閣列島をめぐる日本攻撃を主張するグループがネットに「○○で反日デモを行う」と書き込むとぞろぞろ人が集まってきます。

書き込んだのは中国政府の情報部かもしれませんが、人が多く、多くの人が本屋新聞を読んで歴史や国際情勢についての正しい認識を持たなければ同じ問題は起こり続けます。

友人に大変な秀才でありながら本や新聞を読まず、ネットにかかれた情報を鵜呑みにする人がいます。 路論拠はシンプルでしかも根拠もあり、議論するとなかなか手ごわいものがあります。

否定されなければ正しいという態度に不安を感じます。 経済や例えば為替の将来予測などこうなるといわれても元々予測不可能なので言い返すことが出来ません。 その段階で自分の意見は正しいと判断されるなら、そしてそれが大衆を動かすことが出来るなら恐ろしいことになります。

ネットを通じた情報過多に社会が揺るぎないものとなるためにもう少し時間が必要なのかもしれません。

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[プライベート]

好事魔多し

タイトルは昔から気になっていた諺です。 なぜ気になるのか自己分析すると、今までよいことが続かないことを経験しているからと思います。

営業に出ていた時に集金したお金と自分のお金合わせて60万円ぐらいを財布ごと落としたことがあります。
その後会社の業績が急伸しました。 これはタイトルの諺と逆パターンになりますが、このパターンが結構多く、何か失敗したりうまくゆかないことが続いてとてつもなく嬉しいことが起こり、嬉しさが倍加して感じられます。

最近仕事をはじめ自分にまつわることは順調に行ってます。 しかし突然と気分が滅入ってしまいました。 きっと欝はこれのひどい状態ではないかと思います。 昔から気分にムラがあり、月に一回軽い落ち込み、年に一回かなりの落ち込み、数年に一回の絶望感を味わってきました。

その回復時、ハイテンションになります。 急に雨雲が動いて青空が一面に広がる気分です。 多くの人は同様の経験をしておられると思います。 親しい人に聞くと音楽を聴いて気分転換する、とかわざと悲しい映画を見て涙を流すとか、私は旨い方法を見つけられていません。 ひたすら落込み、失敗しないように新しいことに手をつけず過ごします。

回復の瞬間は突然やってきて、その瞬間を認識できるほどです。 落ち込みの期間は場合によっていろいろですが、数日が多いでしょうか。

今回の『魔』は落ち込みで、仕事での好事は派手なものではなかったので、落差が小さかったことが幸いしています。

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