監査役BLOG

会社を見る鳥の目

経営者の目線で、日々の思いやできごとを綴っていきます。

[経営]

人・物・金・情報

当社は新規事業を興したり、既存事業の組織再編を行ったり、この動きは今後頻繁になります。

新規事業については基本的に分社して行います。 事業に必要な人・物・金・情報におきまして、今後展開しようとしている事業や既存事業の拡大で大きな投資を必要としていません。(薬局の新規海峡くは大きな投資を必要としますが)
したがって物・金の問題はあまり生じません。 情報収集は熱心に行っていて、必要な情報はかなり収集できます。

何で困るかと言うと人材です。 入社され、仕事をこなされた職員の中でこれはと思う人に打診します。 例えば今度立ち上げたヘルパーステーションは入社4年弱の人が社長になりました。 営業職の人でしたが営業部隊は痛手です。

経営者や店長などの管理職はマネジメント能力やリーダーシップなど総合力が求められますが、一部が欠けていても何か大きな強みでカバーできる場合もあります。
その意味で経営者になってもらいたいと言う人はなかなか出てきません。 育てる為の社内教育もしていますがまず価値観として責任ある仕事に就きたいと思う価値観は今の若い人の中でマイナーなのかと思うほどです。

人は価値観に合えば努力し、何かを達成するものでしょうが価値観が不明確であれば価値観に合うと言うこともありません。 今の若い人は自分の価値観の形成が遅れているのかと思いました。

 

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[生活]

誇りと、プライド

誇りとプライドの使い分けで悩むことがあります。 自分の解釈で誇りは「内面的なもので人に恥じない心」を持ち続けるためのものと考えます。

一方プライドは誰か又は何かと競って勝つこと、自慢できるようなことをもったとき心情と思っています。

人に恥じないこと=自分への約束を守ることも何かに勝ったり達成することも目標があって初めてできるのかと思います。

例えば健康維持のためにランニングを始め、マラソンの草試合で入賞したなどです。

試合で勝つことだけが目標となり、膝を悪くしたりする場合があります。 スポーツ選手ではそうあるべきなのでしょうが、そうでなければゆっくり気持ちよく、寒い日も走って健康維持できれば秘かな誇りになるでしょう。

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[経営]

薬局

当社は調剤薬局を1店経営しています。 薬局は関連法規や厚生労働省の担当部局により厳格に運用基準が定められ、いわゆる制度ビジネスです。

たとえは薬局でよく見られる給茶機(紙コップを置いてボタンを押すとお茶が出る機械)を設置して患者さんにお茶のサービスをしてもかまいません。

しかしコーヒーをサービスするのはだめです。 調剤室の出入り口は原則1箇所しか認められません。

調剤することの報酬は決められていて2年に一回変わり、それにより薬局の利益はかなり変化します。 仕入れる薬剤に消費税が課税され、患者さんに売る?売価は決められていて消費税は非課税です。

店舗数は53000店といわれているそうです。 ちなみにコンビニエンスストアは43270店だそうです。

薬局の機能をさまざまの視点で考えて見るとおもしろいことが見えてきます。 商品在庫点数で言えば当社でも2000種を超えており、そもそも在庫がなければ販売できませんので倉庫業の側面があります。

疾患の治療は手術する場合などを除いて薬で対応する場合が多く、病気を治す医療機関としての側面もあります。
その関連で患者さんの質問に答え、服薬の注意(副作用や一緒に食べてはいけないものなど)をするという意味でサービス業、薬剤を仕入れて販売するから販売業という側面があります。

日本標準産業分類の細分類では香粧品販売業で化粧品店のように聞こえます。 経営していても事業の性格が見えにくいです。

最近は『かかりつけ薬局』なる名称が流行り、薬のことなら何でも相談できるところを目指すように制度の修正が行われています。

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[生活]

たくさん仕事をこなす方法

正月に仕事をたくさんこなす方法を考えていました。 私は毎日会社に来るとメモ用紙に本日すべきことを書き出します。

・銀行に年始の挨拶
・銀行に入金
・ブログを書く
・メールチェック
・ネットショップの検証
・個人の引き落とし口座変更の届け
・税理士への前月の報告書作成
・今日考えたことのメモ
・滞留している資料の整理 などです。
一つが一日かかる仕事もありますが、仕事量が見積もれないものもあります。 メモに書いたことが出来ると赤鉛筆で丸を付けていきます。 赤鉛筆が達成感を追認しやすいです。

休みの日も朝6時におきて同じことをします。
・バイク洗車
・部屋の掃除
・読みかけの小説を読む
・買い物に行く
・テニス などです。

始めのうちは達成感、充実感がありました。 書き出す項目の選定如何では成果を生みますし、そうでない場合もあります。

日によっては15項目ぐらい書いて3項目しか出来ない場合があります。 毎日同じ事を行えば、例えばブログを書くなど、習慣化され苦痛が軽減します。

何かするのは良い成果を生む為なので、成果が上がらないとテンションは下がります。 売上を上げるとか成果=目標が明確なものはよいですが、目標があいまいなものもあります。 例えばブログとか。

明確目標を決め、作業に落とし込めば悩むことはないのですが。 なにもやらずに悩むのは生家からさらに離れていきます。

一つ終わって次の項目にかかるとき、悩んだり、ちょっと休憩したり、で作業効率が落ちる!と結論付けました。 一つ済めばすぐ次のことをする、例えば食事が終わればすぐに食器を片付けるとか、何か開けた気になったのですが、結局たいして役に立たないことが判りました。

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[趣味]

年末・年始のご挨拶

今年は私のブログをお読みいただき、ありがとうございました。 毎日20人ぐらいが訪問されていましたが、現在は10人以下の訪問者数の日が多く、寂しい限りです。

読者の数に価値を見出しているわけではないですが、やはり読まれることを前提に書いているので寂しいことに変わりありません。

記事件数も300件を超えたところ、毎日はなかなか書くことが出来ません。 しかしこれからも出来る限り書いてゆきたいと思っています。

私の場合、日々会社経営に携わる中で考えたこと、判断したことの妥当性に悩みます。 大きな判断を必要としない職においてはこのような悩みは少ないでしょう。 また大きな判断を必要としない仕事が価値の小さいものと考えたことはありません。 たまたま判断する、意思決定する仕事をしているだけで、仕事の悩みはここに尽きるだけです。

その悩みをそのまま書くと差しさわりがあるので、日常生活や社会の事象についてコメントしています。 ある中小企業の経営者が何を考えているかを理解する上で、また当社で働いている人、応募しようとしている人にとって参考になると思います。 なぜなら中小企業は経営者の考えで風土や盛衰が決まります。

もし世間の中小企業の社長が毎日のように本音のブログを書けばその会社がどのような会社で、将来どのようになっていくかかなりの確率で判断できると思います。

明日から新しい年になり、私は58年目の人生を歩むことになりますが、私自身仕事でも遊びでもやりたいことがあります。 58年も行きながら『もういいか』と言う気になりません。 だから自分の人生にしがみつくのではなく、自分の人生の役作りに磨きを掛けたいと思います。

老化は肉体に思考力に忍び寄り、今まで出来ていたことが出来なくなって、新たな夢をもてなくなりますが、新たに見えたこと考えたことで夢をもつことは出来ています。
一番怖いのは『老化』などではなく絶望することだと思いました。 読者の方におかれましては来年も新たな夢に向かわれることを心より祈念いたします。

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[生活]

手帳

毎年1冊の手帳を使い込みます。 管理すること、記録すること、忘れていけないこと、予定、行動結果、改善課題、夢、読むべき本と読んだ本など項目を決めて、日々書き込んでゆきます。

毎年項目を変更します。 項目以外のことは途中で追加してゆきます。 手帳1冊に記入することがその年に考えたことや活動のすべてになります。

B5判厚さ1cmに3色ボールペンで記入してゆき、1年で8割のページが埋まり、3色ボールペンのインクがほぼなくなります。

毎年項目は増え、毎年各ページの記入項目が増加します。 例えばスケジュール管理のページには時間ごとの予定を書き、予定に番号を打ってその見開きページに行動結果や問題点を書き込み、大きな問題を含む場合は課題など別項目に考えたこと、感じたことを書き込みます。

日々の予定が少なくなれば、空いた時間で考えたことを見開きに書き込みます。 つまり1年の大まかな活動管理項目が年初に決まり、その中で行動を積み重ねていきます。

読み返すことはまだ少ないですが、読み返し以前の考えを再評価できるようになると活動に厚みを増すと思いますがそこまでの管理はできていません。

今ノートを作りつつありますが来年の実績のフレームが決まるので神経を使います。 細かい項目に終始すれば活動の充実感はありますが、飛躍はありません。
あまりに夢にページを割いても夢が方針や計画に落とし込めず絵に書いた餅になってしまいます。 この方法に変えて11年になり、11冊のノートが私の11年の業績になります。

自分の人生で11年と言えば長く、大きいものですが11センチのノートは読む気になれば1日で読めてしまいます。

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[社会]

幻冬舎

幻冬舎の社名は印象に残り、読書対象の本を選ぶ際に惹かれる出版社でした。 ずいぶん前に幻冬舎社長の見城徹氏の記事が新聞に掲載されていて、出版を手がけたい作家に社長自ら出向いてその作家の作品を諳んじたと記載されていました。

私の場合読む本の選定はあくまでジャンルごとの作家が基準ですが、読後印象に残ったものに幻冬舎出版物が多かったように思います。

それが今投資ファンドのイザベル・リミティッド(ケイマン諸島)により株式を議決権ベースでは34.23%まで買い進まれているそうです。

私はこの投資ファンドも幻冬舎のことも詳しく判りませんが、おそらく上場会社としては小振りで、しかも地味な会社なのかと思います。 なぜそのような会社の株を投資ファンドが買い進むのか不思議におもいました。

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[社会]

話題の本

精神科医である香山リカ氏の゜しがみつかない生き方」を読みました。

2009年7月の出版で、話題になってずいぶん時間がたっていると重いまずが、最近何かの書評に出ていて、読み始めました。

裏表紙には次のように書かれていました。
『平凡で穏やかに暮らせる。 「ふつうの幸せ」こそ最大の幸福だと、今、人々はやっと気がついた。・・・・・・・』
内容は日本の政治、文化の特徴に及び、その狭間で苦しむ患者のエピソードを元に「ふつうの幸せ」を解説しています。

「第3章 すぐに白黒つけない」の中で『齊藤綾子作「愛より速く」』の作品紹介がありました。 主人公の女子大生は、お互いを知り愛を育てる時間を惜しんで出会った男性、女性と性体験を持ち、一瞬の快楽に身を任せる。 「快楽は一瞬だった。 それでも、私の肉体は、深いトウスイニ以遠を感じていた」と言うものです。

この作品がきっかけで「一瞬に永遠を見る」というのがその後、長いあいだ、若者にとっての基本的な信条になっているのではないかと思われると解説は続きます。

このような信条が若者の間で支配的であったことは全く知らず、若い世代の面接を繰り返してきました。

この年になってもこのような考え方=とにかく今が永遠なのだ、は新鮮に感じられました。 価値観や経済のの変化、さらには社会構造そのものの変化のスピードが速くなれば、努力を積み重ねてステップアップするより一瞬のひらめきに固執するほうが変化に流されないと感じるかもしれません。

しかし落ち着いて考えてみて、いかに諸相の変化が早くとも変化の方向は概ね傾向があり、その一こまを捉えて永遠を夢見ることより傾向=トレンドに乗るほうが実務的であるように思いました。

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[趣味]

ブランド

私は身につけるものや小物を有名ブランド品だから買う事はありません。 スーツは気に入ったものがたまたま有名ブランドであったということはあります。

友人が持ってた財布と手帳があまりに美しく、聞くと日本製で世界で一番有名なコードバンを使った製品を作る大峡製鞄(オオバセイホウhttp://www.ohbacorp.com/corp.php)というところの製品だそうです。

東京の会社で、関西では阪急メンズ館1階に売り場があります。 置いている商品はショーケースに二つ分、ささやかです。

有名ブランド品がデザインや色使いで特徴を出しているのに対して大峡製鞄は素材の品質で勝負しており、今回買った財布は外装が紺1色のものです。 大変硬く板のようです。 価格は33,600円、有名ブランド品なみです。
ホームページを見るといかにも職人と言う感じの人が作っている写真や製品一覧が出ています。 メンズ館の展示品はどれもデザインがシンプルで、機能的ですが、やはりコードバン製のものをお勧めします。

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[社会]

エコ

環境関連事業が長期に継続して注目されています。 さらに雇用対策から当社が属する介護関連事業も注目されています。

環境関連事業の特集が新聞に掲載されており、フランチャイズチェーン協会はコンビニエンスストアの省資源計画、自動車工業会はガソリン1ℓで50km走れる車、プラスチックの再生、スマートグリッド等多くの取り組みが紹介されています。
ハウスメーカーは太陽光発電、給湯発電システム、外断熱、二重窓などエコに関する新規事業や工夫は盛り沢山です。

CO2排出抑制から見ればもっと多くの事業化につながりにくい方策があると思います。 例えばエコバックとか、これはかばん屋さんがフッション性の高いバックを販売することで仕掛けたことだと思います。

実際の効果はともかく新たに事業として成立した環境ビジネスは多少にかかわらずCO2排出を行っていると思います。

そんな芽で新聞を見ていると自転車走行の問題が連載されていて、これも環境問題かと思いました。 話題は自転車は車道を走ってもよいのか、歩道も走ってもよいのかなどというものです。 それが話題になるほど交通手段として自転車の利用が増えたのかと思います。

環境問題として自転車の話題は少ないですが、環境問題のトレンドに乗り、自転車屋は増えているのかと思います。 自転車製造において資源は消費されますが、50km走ってもガソリンは必要ありません。

国レベルで見れば解決すべきは雇用、医療・介護財政の改善等があります。 大阪においては住まいは中心部に集中してきており、ライフスタイルとして自動車を所有しない家庭が増えているのかと思います。 その人たちが徒歩で、自転車で移動すれば健康の維持に役立ち、新しいマンションがバリアフリーになっているので在宅で年をとっても生活できる環境が整う等メリットのある方向かと思いますが、この部分で雇用創設につながりません。

結局環境問題も産業振興のトレンドに過ぎないのか、と感じました。

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