監査役BLOG

会社を見る鳥の目

経営者の目線で、日々の思いやできごとを綴っていきます。

[プライベート]

秋田を満喫

 昨日は雨上がりの合間を縫って秋田・青森を縫って走る林道をバイクで走りました。 紅葉の向こうに岩木山が見られます。

テニス仲間と話していて山菜取りが話題になりました。 連れて行ってほしいというと5月とのこと、残念ながらその頃は大阪にいる予定です。 ではキノコ狩りはというと食べられるキノコが分からないので行かないとのことでした。 バイクのツーリングの話をするとこの林道を紹介してくれました。 名前は『青秋林道』(セイシュウ林道)美しい響きです。

林道は車が離合できないほど狭く、落ち葉で蔽われガードレールはありません。谷側が深い場所が多く、山側には溝があり、こちらも脱輪すると大変です。 時速30㎞程度でそろそろと進みます。 その道を小型バスが下ってきたのでびっくり、多くの車はカーブミラーなどで対向車を発見すると道幅の広い所で待ってくれています。

終点は摩須岳987.7mへの登山道が伸びています。 ここは白神山地の中心に近いところで頂上からはブナの群落の紅葉が見られるが日本海の潮風が災いして反対側のほうが美しいと終点でお会いした男性登山者が教えてくれました。 私が住んでいる能代から東に30㎞の所にある鷹巣に住んでおられます。 聞けば同じ年齢、おそらく鷹巣で70年近く暮らしてこられたのでしょう。 何を言っておられるか方言が強くてわかりませんでした。

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[プライベート]

秋田ナウ

昨日の八幡平の景色です。 八幡平と白神山地は30年前からあこがれていた山域です。 当時私は山の会3か所に加入して山にばかり行っていました。 夏はピークハントに沢登、冬は山スキー、春と秋は上達しなかったけれど岩登りに挑戦していました。 雪の山のスキーは一番惹かれ、積雪期は降雪の多い北陸に通いました。 いつかは東北・北海道の山と思いましたが当時は叶いませんでした。

秋田に来て東寺であれば憧れの山域が日帰りで楽しめます。 今は山スキーはやめていて白神や八幡平のブナの自然林に通っています。 昨日八幡平に紅葉を見に行くと降雪で通行止めで、まさか10月に降雪とは思わなかったのですが、ゲートを管理していた作業員に聞くと昨年より3日遅いとのこと、ゲート前の駐車場には他府県ナンバーの車が並んでいました。

秋田に来て地元の人はスキーをしない人が多いのに驚きます。 秋田は雪質の良いスキー場が多く、ウィークディに行くと安比のような有名スキー場も待ち時間なしでゴンドラに乗れます。 秋田の人に連れて行ってもらいましたが飽きもせずリフト・ゴンドラで一人で滑っていると皆さんは早々にレストハウスで休んでいます。 私はきっとあくせくしているのでしょう。 早くスキーシーズンにならないかと思っています。

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[プライベート]

能代の冬

 大阪の友人に連絡したら『もう寒いの?』と聞いてきたので「フリース着て朝晩ストーブをつけてるよ

」とじ冗談言ったら本気にしてしまいました。 確かに大阪より寒く、最近では最高気温20℃+α、夜は13℃くらいで肌寒いです。 しかしストーブを点けるほどではありません。

別の独身の貧乏な友人に「秋田はいいよ、移住したらどうか?」と誘ってみました。 「俺は寒いのが苦手、貧乏だから燃料費が負担になる」とのこと、我が家は犬がいるので二部屋暖房が必要で500ℓの灯油タンクに3~4回給油、70円/ℓで冬のシーズに12万円ほどかかりました。 近所二人暮らしの人に聞くと一冬に300ℓで過ごしていると事だったので我が家は温めすぎなのかもしれません。

たまたま灯油がなくなり電話で給油を頼むと100円/ℓと昨年よりずいぶん高くびっくりしました。 確かに原油の国際相場は80ドル/ガロンで近年では高値を付けています。 ガソリンもレギュラー160円/ℓの所もあり高くなっています。

秋田に住むにあたって薪ストーブを計画していました。 薪ストーブは本体、設置費が合わせて100万円程度と高額で、さらに薪の確保、置き場に困ってしまいます。 薪自体は同じ熱量なら灯油より高いはずです。 コストを無視して手間も無視すればよいのですが薪ストーブ自体が高くつく趣味のようなものです。 秋田でも山の中の集落に行けば薪ストーブの煙突が突き出ている家があります。

知り合いになった園芸家が薪を分けてあげるよと言ってくれましたが、シーズンに軽トラック何倍もの薪の運搬は大変で起き場所もありません。

秋田県能代市は思っていたほど寒くなく最低気温が0℃以下の日はシーズンを通して数日です。 最近日本の林業について日経新聞に記載がありました。 年々低下する木材価格に伐採しにくい日本の山林は伐採や植林にコストがかさみ、50年以上伐採されない植林の比率が年々上がっているそうです。 一方コメリなどで売っている薪は高価です。 総合的に考えて木材業者は薪の燃料化を考え、薪ストーブメーカーは使い勝手の良い薪ストーブを開発すればよいと思います。 林業家も収入につながり、環境としてもグリーンエネルギーで山林も若返ってゆきます。

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[プライベート]

秋田の今

能代(秋田県)の家にバイクで半年ぶりに帰りました。 1,000㎞弱を250ccの小型バイクで高速を使わず1泊2日での旅です。 燃費の良いバイクなので 23ℓのガソリンで走破しました。 少し時間に余裕があり、かつて山スキーで滑走した鳥海山のブルーラインを中腹まで寄り道しました。 写真は紅葉の始まった頂上方向の樹林です。

鳥海山は独立峰で富士山のような形をしており、山頂からは鉛色の日本海が望め、そこに向かって滑ったことを思い出しました。 秋田も昼の気温はこの時期でも30℃近くになりますが、夕方は急に冷え込み最低気温が10℃から15℃くらいになるので夏用のメッシュのジャケットでは寒く感じます。

オフロードのバイクなので2日後には白神山地最深部の林道を走りました。 白神はブナの自然林の大群落かと思いきやブナの群落は一部で、進入禁止されている保護区に多く見られるかもしれません。 林道沿いに一部群落があり、近畿ではお目にかかれない気持ちの良い林でした。 地元で知り合ったハイカーもこのブナ林に入山しており、ハイカーの間では人気の場所のようです。

能代の人はなぜ大阪から移住するのか同じ質問を受けます。 バイクで走っていて能代に近づくと広い平野の周辺部は低い丘が何重にも連なり、ひれが林になっています。 そしてその奥に低山が取り囲んでおり、北方向は白神山地を見ることが出来ます。 高い建物がないので空が広く田んぼの黄金色や周辺の林の緑、さらにその奥のかすんで見える山並みに気持ちが落ち着いてきます。 大阪より東に位置するので日没は30分ほど早く、夕方の人口光は少ないので寂しい秋の夕暮れになります。

能代の人はこの美しさに価値を見出していないようです。 しかしよそ者が地元の人に言う事かと思います。

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[会社運営]

モチベーション

 長らくご無沙汰していました。

私は会社の代表を20年弱、代表を降りて3年、取締役の寿命も67歳になって終わろうとしていた今年の春に零細企業の子会社を担当しろと拝命し、半年従事してきました。

経験のない製造業、知見のないシール印刷というニッチな分野の会社です。 私を入れて10人の会社、私を除いて全員善良で気持ちの良い人たちです。

人間関係で問題となることはなく、仕事の9割以上がある会社の孫請けです。 不安がいっぱいですが、その仕事を逃すわけにゆかず、恐る恐る新規の仕事を探しています。 営業は営業部長に任せ私はやることが無いので社内の半端仕事をやっています。 見張っているだけでよい機会のオペレーションや掃除・片付け、そして皆の話を聞くことです。

最近異業種からやってきた私のような年寄りに話を聞いてほしいと思う人がいるもので、ちょっと驚きでした。 はじめは若い職員がどんな社長か当たり障りのない質問を出してきます。

社員が私のことを知るより早く不足人員を採用し、残業を減らし、休暇がとれるようにしたので私がどんな人間かおよそわかったようです。 職員が初めに知りたかったのは経営者が変わって条件の悪化を心配したようです。 安心すると今度はどんな人間かに関心が移ります。 反対に私は立場上彼らのことを知りたいので彼らを質問攻めにします。

私が若い時、と言っても30歳を過ぎてからですが、自分の存在価値を自分自身で知るため他者の欠点や仕事の隙間を探して埋めることに注力し、自分の存在価値に自己満足していました。 競争の激しい業界の製品機能のようなもので、炊飯ジャーなら電熱加温からIH、別の会社は加圧釜など機能構造を付加し、お米を炊くだけの道具を10万円を超える製品に仕上げました。 千円で買ったステンレス鍋とガスコンロで壊れることなく何十年もお米は炊けるのですが、自分の生き方はこの炊飯ジャーの製品開発と同じ様なものでした。

会社の代表になったときは採用した職員と話し、仕事の面白さを伝えることでその人のパーフォーマンスが劇的に上がったりするのが私のモチベーションでした。 しかしパーフォーマンスの上がった人は単独の業務範囲でパーフォーマンスを上げていて彼・彼女の周囲の人に影響を与えないばかりか依怙贔屓をしているという批判まで出てきました。

それが代表を降りる前の話です。 今の会社に来て朝礼で表明した初心は1+1が3になることを考えてほしいでした。 製造業なので印刷原紙のセットを習熟することで材料ロスを減らし、セット時間を短縮できて一石二鳥をイメージしました。

皆は私の初心を聞いているのかいないのか判りませんでしたが、作業時間が短くなり、不良品が減り、製品検査の時間が大幅に減りました。 程度においてその改善は目を見張るものでした。 それが残業時間や休日出勤をなくすほどの効果を上げました。

次に朝礼で言った目標は各人の多能工化でした。 仕事は繁忙の落差が大きく、その中でも工程間の繁忙がずれて生じます。 工程が3あれば1工程にかかっているときは2,3工程の担当は仕事がありません。 1工程が終わると2工程だけが忙しくなり、1工程の担当は仕事がなくなります。 私が行ったのは単純な話ですが以前はそれを考えることなく、納期前には最終工程の人が深夜まで作業をしていたそうです。

私が伝えた2つの改善は協業の効果を上げるものです。 協業は良好な人間関係を必要とすると信じていました。 はじめ書いたようにこの会社の職員の方の人柄がよいから協業が成果につながったと評価しました。

しかし別の会社では人間関係ではなく個人の責任感、仕事の習熟と適切な管理システムが協業を成功させると考えている経営に直面しました。 自分の職務範囲が明確で、責任感をもって計画された期間内に各人の仕事が期待された完成基準で完成していれば組織運営は最高のパーフォーマンスを上げるというものです。 とはいえトラブルも起こり、指定された期間内に計画通り各人の仕事が完了するとは限りません。 そこで一番重要な管理ツールは進捗管理表です。 ある部署では大型のホワイトボードに各業務の進捗が書かれ、ある部署ではスケジュール管理表が共有ホルダーに設定されています。 相変わらず孤立して仕事をする人は共有ホルダーに予定を書きません。

この組織運営では部署の飲み会、食事会、職員間の私的なコミュニケーションは減ってゆきます。 かなりの割合で在宅勤務を行うようになり、職員間の電話の情報交換や調整はメールにとってかわられます。 残念ながら人はメンタルケアを必要とし、この組織運営の方法でどのようにその部分を解決するのか芳しい事例は見当たりません。 各人の専門スキルが際立って高く、評価も厳格で報酬も高い組織においてはうまく運営されるのかなと思います。 どちらにしても組織運営の方法は私が初めて社会人になったころは時代劇の大名の社会と変わらないように今にしては思います。 数年のうちにメンタルケアなどの問題も対処できるようになり、今までにない会社運営が行われ、旧態の会社は退場していくと思います。

 

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[事件]

煩雑な制度とミス

 仕事のミスはどこでも起こり、チェックを重ねてもかいくぐって起こります。 損害保険の手続きで代理店がミスをしました。 ミスに気付いた私はエビデンスをもとに間違いではないかと指摘しました。 保険代理店の担当は時間をかけてチェックし、誤りなので訂正手続きをとるが費用負担がかかるという回答で、「確認したけれど記録が残っていなかった、前任者が登録を怠った」と言い訳を連ねます。 もともと私の手元にあったエビデンスを見つけられなかったのもいけなかったのですが、損害保険の代理店は顧客の契約リストは何らかの形で記録しているはずで、記録に不備があってもどこかに記録されています。

つまりは損害保険代理店のミスではないか、ユーザーの私のミスかと問いただしたらしぶしぶ代理店のミスであることを認めました。 謝罪の言葉なく手続きを戻すこともできないと説明をはじめ、「それなら責任者と話したい、それが嫌なら解決してほしい」と言いました。 担当はやっと自分のミスで顧客が激怒していることに気が付き、手続きを戻しました。 厳しく言えばできないと言ったことができ、それでもきちっとした謝罪をしない事がありました。

二つ目は銀行での話、ある都銀のある支店である手続きを聞いたら必要なものをすべて教えてくれました。 別の支店で必要なものをすべて提出し、希望する手続きを正確に伝えましたがいつまでも待たされ、やっと窓口で呼ばれたらちょっと待ってくださいと言って奥に引っ込んでしまいました。 「口座開設店に電話で問い合わせていて遅れました」と説明がありましたが、印影や顧客情報を電話でと言わせるなど今の銀行システムで必要なのか不安にかられました。

金融機関での事で保険代理店の件は今までなかったミス、銀行の件はおそらく窓口担当が未経験の手続きでマニュアルを読みながら手続きを進めたと思われます。 どちらも金融機関の手続きが煩雑化し、かえってミスを誘発しているように思います。 手続きの煩雑化は顧客の権利の保護と不正の排除が目的でしょうが現場は人がやることで煩雑化すれば手続き時間やコストが上昇します。

日常生活に必要な手続きをネットで調べるとたいてい膨大な商品説明やキャンペーン案内等情報過多で肝心の手続き説明に行き当たりません。 おそらく探すのが下手なのでしょうが。

先日高齢のおじいさんが銀行の窓口でマスクをせずに怒鳴っています。 女性の担当は話がかみ合わないので男性職員を呼びました。 彼は「マスクをしてください、そうでなければお帰り下さい、」といい、おじいさんは一渡り文句を言って出ていきました。 何年か先の自分の姿に思えます。 煩雑すぎる説明や手続き、理解しがたいネットの紹介サイト、カードにポイントなんかいらないし損害保険の説明もわざわざ読みにくい細かい字の約款を提供するのは改善すべきかと思いました。

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[プライベート]

秋田に帰る

写真のバイクを購入し、秋田に9月上旬に帰るべくバイクに必要なものを取り付けています。ETC、電源ソケット、ナビ、タイヤなどです。

毎日暑い日が続き、本当にバイクで帰られるのかと心配になってきます。 コロナによる非常事態宣言の再発令、ナンバープレートは大阪なので心配です。 ワクチン接種はすでに2回済みました。

仕事も心配です。

心配だらけで7月に68歳になったことだし、すべてを忘れ、よく働いた自分への褒美としてのロングツーリングのつもりでした。

自分の心配性が嫌になる日々を過ごしています。

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[趣味]

68歳の惑い

映像は近年製造中止となったヤマハのオフロードバイクです。

田舎暮らしがしたくて秋田県能代市に移住したのはすでに書きましたが、せっかく田舎に引っ越しして白神山地の麓に住みながら白神山地の散策は一度も行っていません。 行こうと思って地図を買おうとしても地図はなく、ネットに概念図はあるものの昔から山は国土地理院の2万5千分の一の地図で慣れてきたので地図がなければ計画も立てられません。

大阪に帰ってきて国土地理院のホームページで地図が無料ダウンロードのサービスをしているのに驚きました。 早速濡れても破れないコピー紙を取寄せ白神の地図をコピーしました。 能代には車もあるのですが、白神の林道や八幡平はバイクで走りたいと思い、映像のバイクを買うことにしました。

さて製造中止のバイクですから信頼できる中古車ということで大阪で買いました。 能代に配送するのに3万円掛かると言われ乗ってゆくことにしました。 最短を走っても約1,000km、しかも映像のバイクは高速走行に向いていないので基本的にした道で行くつもりです。 寄り道すれば2倍以上になります。

私は7月で68歳になり、年齢からすれば負担の大きい冒険にとなります。 もともとバイクの一人旅が好きで、そういう意味でここ数年精一杯働いた自分への褒美と思っています。 困難への不安より今まで出来なかった目の実現のイメージが大きいです。

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[仕事]

仕事の本質

 先日仕入先の担当者の方がお越しになりました。 シール用紙を購入している先で、購入品は数百メートルの巻物で納品されます。 剝離紙と糊と原紙のの組み合わせでできていますがつなぎ目が出てきます。 つなぎ目ができるのはいろいろな理由でメーカーもユーザーもつなぎ目無しの原反を希望しますがどうしてもつなぎ目が出てしまいます。 これに印刷してそのまま納品し、クレームになりました。 ユーザーはこのクレームを重大視して経緯書を求め、改善策と対策について厳重な管理を求めました。 シールにつなぎ目があることが許せないような印象です。

その印象は個人的なもので印刷業界に浸っている人はつなぎ目があることなど当たり前のこととして「何を言っているんだ」という反応です。 全製品に占めるつなぎ目ありの巻が1割あればそれを廃棄して残りを良品にしてしまえばよいのですが、結果的に廃棄が発生したメーカーは製品価格に廃棄分を上乗せすればよく、もちろん程度はありますが、1割の価格上昇は損益管理からは許容の範囲です。 つなぎ目ありの原反割合は把握できていませんが納品実績からはさほど多いものではありません。 業界全体が「在って当然」と認識していれば何も改善されずやがてシールは他のものに代替されてゆきます。

ここまでの話は私の行き過ぎた折衝内容です。 当社の部長からは挨拶だけしてくれというものでした。 交渉としてはフライング、私が悪く、さらに交渉の仕方についても熱が入って押しつけがましいものでした。 当然反省しきりです。

以前勤めていた化学品専門商社の優秀な営業を思い出しました。 その人は仕入先に頻繁に出向きます。 会社で一番大きい取引先との提携で私はしばらくその営業と行動を共にしましたが、会社で一番の取引先での交渉は私に全部任せて黙っています。 営業は仕入先に行くものだとわかりましたが当時は理由が明確には判りませんでした。 一方他の不出来な営業は販売先への訪問を繰り返し、販売先の話題がほとんどです。

営業行為はいったい何だろうと考えた時、必要なもので定番であるならアマゾンのようなネットで買えばよく、営業が訪問して商品説明を行う必要はありません。 実際に医薬品情報はMRの情報提供からネットの情報提供に変わりましたし、業務用の部材もモノタローのような販売システムが主流になってきます。

では営業は必要ないのでしょうか? 手前味噌ですが先ほどのアライアンスのようなことが本来の営業ではないか、と思います。 本日の日本経済新聞に日本M&Aセンターの好業績が書かれていました。 個人的にはこれも消えゆく商売の形態と思います。

PCに向かって問診を行う医者なども早く世の中から消えてほしいと思います。 そして本当に必要な仕事を行う人が増えてほしいと思います。

 

 

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[仕事]

仕事の流儀

 うえろくはグループで調剤薬局やケアプランセンター、訪問介護、デイサービス、福祉用具貸与、高齢者施設そして私が従事しているシール印刷と多種の事業を行っています。 仕事の種類でいえば本社業務として人事・総務・経理・企画・監査・システム担当等があります。 そして経営者の仕事があり、すべてにおいて当社ならではの流儀があります。

薬局のような業として完成度が高く規制の多い事業では流儀の自由度が低いのではと思いますが、他社の見学に行くと細かい手順の違いなどが多くあります。 どの仕事であっても(もちろん経営者の仕事であっても)すべて同じ手順を持っています。 調査、計画、実行、検証、再計画・・・・、PLAN,DO,CHECK,ACTIONも同じですが私は事前調査を重要視しますし、途中での検証のために同業他社もよく見学に行きました。 同業は中小企業が多く、大した秘密もないのか気前よく見せてくれ、説明してくれます。

今日のテーマの仕事の流儀ですが、上六の仕事を見ていると類似性が感じられます。 薬局では処方箋に従って棚から薬剤をとってくるのがピッキング、それが処方箋と一致しているかが監査、そこでチェック漏れになると誤薬になります。

シール印刷でもDOにあたる印刷・型抜き、裁断は製品化工程の一部で時間がかかるのは検品、チェック方法もベテランと新人では異なります。 ベテランのチェックはスピードと精度において神業です。 薬局も同様で監査を重要視している薬剤師はその人なりの流儀があるのでしょう、早く間違いがありません。

私もシールの検品を行いましたが、方法を教えてもらわないうちは神様の10倍の時間と精度の低さでした。 神様に流儀を教えてもらいスピードは倍になったと思います。 精度も上がったのではないでしょうか。 今は自分なりま流儀を工夫しています。

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