相談役BLOG

会社を見る鳥の目

経営者の目線で、日々の思いやできごとを綴っていきます。

[社会]

AI

 採用面接でAIが当社の事業分野にどのような影響を与えるかが質問されました。

AIの話題は数年前から急速に展開してきて、金融、弁護士業、医療、コールセンターで活用事例が報告されています。

私のAIに対する知識は数年前に皆無で、専門家に質問する機会がありました。 『AIはソフトウェアです』が最初の説明でした。 であればせいぜい数億円のものかと思いきやいろいろな情報からその価格は記載されていません。 ソフト代よりディープラーニングにかかるコストが高いとか、そもそも実用に至るコストは算定不可能のように思えましたが、実用化されている分野をみれば大きなマーケットで採用されていることから相当高額であることは想像できます。

最初の話題に戻って当社が営む事業は相談業務が業務の中心であり、コールセンターの実働などを考えると技術的に可能性の高い分野であると思われます。 しかしマーケット規模は小さく、ケアプラン等数千億円のマーケットでAIが実働するのは相当時間が必要と思われます。 ケアプラン作成だけであれば技術的に可能性が高くとも利用者から情報を引き出すのは人の手が必要で、上手く情報が引き出せるかどうかがケアプランの質にかかわってきます。

面接での私の答えはAIでは情報の聞き出しが上手く機能しないので機械化は遅れるだろうというものでした。

応募者は職の選択で残りの人生をいずれAIに奪われる仕事をしたくないのは当然の事です。 しかしその予測は困難で、あらゆる職は10年単位の時間の経過の中で何らかの影響を受けることになると思われます。

例示したケアマネージャーの職においてもAIが業務の一部を代替したとしても人の介在は10年単位の予測ではなくならないと思います。 その分野で優れた成果を上げる人はAIの使用者となってその分野にとどまることになると予測しています。

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[趣味]

ツーリング

 チャンバラ小説を読んでいると旅をする人が出てきます。 飛脚や行商人、役人、侠客などが旅人で、移動手段は殆どが徒歩、たまに船、ごくまれに馬でしょうか。 旅ではなく近距離移動であれば駕籠、江戸における小舟になります。

移動距離は驚くほど長く、1日50㎞くらいは女性でも歩いたようです。 かつて山登りをしていたころチベットの山岳地帯に住む人の移動距離について知る機会がありましたが徒歩では40㎞程度、徒歩での移動の世界標準でしょうか?

江戸時代の旅のスタイルについて詳細はあまり書かれていません。 草鞋はどれくらいもつのか、草鞋に変わる履物はあるのか、日傘や雨具の使い方などそれほど細かく書かれていませんし、ドラマでもそれが解るシーンは少ないです。

私の趣味はオートバイで小旅行をすることで、昔で言えば徒歩ではなく馬の旅行に近いと思います。 残念ながらオートバイは処分してしまいました。 近距離の異動は私の場合車ではなく自転車を多用します。 そこで自転車でツーリングしてみようと思いました。 昔同じことを考えてツーリング用の自転車を買い、150㎞程度を1日弱で走ったことがありました。 最近は自転車に乗る頻度か少ないのと年も取ったので今住んでいる天王寺から南に向かう事にし、羽曳野市の古市を目標にしました。

久しぶりに自転車で長距離を走ったので大和川を超えるころに疲れてしまいました。 通過したのは生野区、東住吉区、平野区、馴染のあるエリアです。 大和川を南に超え、藤井寺市に入りました。

この日は成人式の日、めかした若い人たちが大勢歩いていて、都心では最近見ない振袖、男性はハットをかぶりサングラスをかけた古い映画で見たような服、袴に羽織、それも大胆な図柄のものを着た人たちです。

藤井寺、羽曳野の住宅地は細いまっすぐでない道に木造の古い家が並び年寄りが大きな声でしゃべっています。 その中に小さな川が流れ、魚が泳いでいます。 家は板塀が多く、庭があり、柑橘系の果実の生る木が植わっていて時代劇のシーンのようです。 その様な風景の中で育ったはずですが、都心のマンション暮らしが長いと違和感があります。

さらに南下し、古市近辺では特産のイチジクの畑や古墳群が見られます。 ここまで自転車の距離計は20㎞、疲れてしまい、この風景に馴染むより前に帰路につきました。

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[言葉]

振り返り

 職員の採用で私が気になるポイントは論理性です。 実際の蹴員の話をしているときに自分の考えを話す人、希望を聞いてるのにあるべき姿を語る人、質疑のかみ合わない人に『質問が悪かったですね、こういうことはどうですか?』と聞きなおします。

前提として『自分は論理が一貫している』という自信です。

取締役会で書記をやっていて、議事録を回覧すると訂正が入ります。 誤字・脱字はともかく内容の訂正が入るとがっくり来ます。 さらに自分の発言がやたらに多く、他の発言を聞いていなかったことに気が付きます。 だから議事はつじつまが合わなかったり、論理的に飛躍していたりします。

これはいけないと録音することにしました。 そうすると記録された自分の発言を聞くことになります。 『いったい何を言いたかったのだろう?』といぶかる発言がおおく、タイプしてもつじつまの合わない、何を言っているのかわからない議事になります。 本人がそう思っているのだからほかの出席メンバーはなおさらです。 そこでほかの出席メンバーに『私の発言は理解できますか?』とストレートに聞いてみました。 『だいたい意図は判りますよ』、『残念ながら自分の発言の意図不明なところが多々あります』、『いゃ、昔から謎かけのような発言が多かったですけどね』と言われてしまいました。 この十数年、取締役会で一番喋る私の発言にほとんど問いただされることなく議事が進行し、会社は運営されてきました。 挙句の果てに『ワンマンだ』と言われてきましたから皆さんははやりの忖度で判断したのかもしれません。

大変ショックを受け、以後会議は極力録音し議事録を作成しています。 そうすると自分が発言しなくなりました。 私が発言しなくなると沈黙の時間が流れます。 私をよく知らない人は『始末に負えないやつ』と思われるかもしれません。 しかし最近入社された中年の男性とはぴったり矛盾なく論理的なコミュニケーションが成立します。

自己正当性を主張するなら話の通じにくい人に何かを伝えるのに苦しみ、表現できない自分の姿です。 もし周囲の人の9割は話が通しにくいなら私の問題は大きいと思います。 非文明国の外国人が日本に連れてこられ、日本語をみっちり学んで日本の社会で実際に生活したようなものかもしれません。

一方私と話が通じる人が皆私同様に周囲の人の9割と話が通じないなら安心するのですが、話が通じる人もいます。 表現力の問題か、価値観の問題か、話題の展開の仕方か、と悩みは尽きませんが録音して自分の声を聴き、内容をタイプしていく仕事は自分を磨く裁量の方法と思いました。

そのうちに自分の発言の録音を聞いて『こういうことを言おうとしていたんだ』と気が付けば私は自分の考えていることが理解できる人になれたという事です。 なぜなら録音で聞く他人の発言は誤解を恐れずに言えば大したことは言っていない、当たり前のことだから言葉通り理解すればよい(だから内容がないというつもりはありません)と分かりました。

本当に思っていることを言葉にできる人はむしろ珍しく、大抵は自分が本当はどう思っているか知らずに生きていて、納得できる当たり前のことを繰り返し言葉にしていることが多いだろうと感じました。 本当に思ったことを言葉にすれば恨まれたり、憎まれたり、誤解されたり、思いや考えはそういうものなのです。

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[価値観]

いつまでも新鮮なホウレン草

 最近スーパーマーケットの店頭に並んでいるホウレン草で葉がぼこぼこしているものがあります。 見た目は新鮮で色も鮮やか、葉の付け根に土がついていません。 想像するに水耕栽培だと思われます。

冷蔵庫に入れておいて4日ほどたちましたが全く萎れてきません。 そのまま生でサラダとして食べられそうです。 味も普通のホウレン草です。

先日野菜の工場生産設備のメーカーに伺いお話を聞く機会がありました。 その設備は無菌状態で栽培するというものです。 まだ実験段階でとても採算は取れませんが、栽培しているのはリーフレタスでホウレン草と同様に傷みやすいものです。 無菌で栽培した作物は冷蔵保存すればかなりの日数鮮度か保てるそうで、一月ほどはもつとのことでした。

鮮度がすぐに落ちるものが長期間生で保存できるのは驚異です。 肉や魚でもその技術が確立されれば廃棄処分は減るでしょうし、薬や加工食品でも同じ事が出来るなら医療費の削減に貢献できるでしょう。

人間も鮮度が保たれれは・・・・  私は65歳ですが30歳くらいの知力・体力・健康が維持できればきっと無期懲役になったような絶望感にとらわれると思います。

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[趣味]

 あけましておめでとうごさいます。 本年もよろしくお願いします。

私は年始に『今年はこんなことをやってみよう』を考えます。 主には趣味の話で、山登りをしていたころは年末年始は群馬のスキー場で過ごし、スキー三昧でした。 若くて収入が少なかったのでワゴン車で3~4泊します。 一緒に行く友人は決まっていて、夜になると二人で今年はこの山に登ろうと話します。 山スキーの友人なので始発のリフトから最終リフトまで飽きることなく滑ります。 山の中腹にある駐車場は気温が低くなり、朝は車の扉が凍り付いて開きません。 エンジンをかけ、ヒーター温もりで扉があくとトイレに駆け込みます。

山登りをやめてから二十歳の時に乗っていたオートバイに50歳を超えて再びまたがるようになり、昨年オートバイを処分しました。 最近はチャンバラ小説とアクション映画に凝りはじめましたが、二日に一冊のペースで読み、1年で150冊ほど読むと飽きてきました。 アクション映画は毎日一本、こちらも数十本で飽きてきました。 人はというか自分はワクワクするものがないと生きてゆけないのかと嫌になりますが、年始でもありいくつかの趣味を考えました。

月並みですが旅行です。 コストをかけないで緊張と感動の旅行をやってみたい思いました。 移動手段として安いのは高速バスでしょう。 行き先は都市部ですからバスを降りてから自転車を借りるかレンタカーで移動するか徒歩になります。

出張のない仕事をしてきましたからほとんどの地方都市は行っていません。 バイクに乗っていたころは一人のツーリングで近畿、四国は行きましたが泊りであってもツーリングはバイクが基本はなので市内を散策したことがありません。

チャンバラ小説を読んでいると多くの地方都市が出てきます。 作家のなじみの地域があり、九州の大名のことをよく書く人、東北の人、江戸のことを書く人は多くいます。

九州在住の侍が江戸屋敷から呼ばれ徒歩で江戸まで行ったり、大阪の侍が京都に日帰り出張したり、当時の徒歩の移動について驚かされます。

同じ体験をすれば達成感もありますが、今住んでいる天王寺から京都まで片道でも行く自信はありません。 知らない年に行くだけでなく何らかの冒険心をくすぐるものを考えないと今年一年は稔りのないものになります。 今年は旅行を企画するたびに何でわくわくするか調べ尽くす日々になりそうです。

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[会社運営]

人を大切にすること

 社員を大切にすることで社員が勤勉に働いて、職員が社長に寄り添う会社の幹部の人と話す機会がありました。 その会社は近隣の会社で、話をした幹部の方も当社の事をよくご存じです。

『貴社の社長は社員の皆さんを大切にされ、社員の方は仕事に勤勉であると聞いています』と聞きました。 『いやいや、うちは生ぬるいですよ、社長は仕事より家庭を大事にするという常々言っていました。 だから子供が発熱したら家に帰らせてくれたし、会社の台所が広くみんなでお昼ご飯を作ってみんなで食べていても何も言いません。 その代わり急な仕事で残業になったり、休日に出勤することになって残業代も出ないですが、文句を言う人もいません。』とのことでした。

『当社でも子供が熱を出したら帰宅してもらっていますし、お昼ご飯を会社で作る人はいませんが、残業したらきちっと残業代を払っています。失敗は誰でもあるので誰かの失敗を厳しく詰めたこともありません(失敗を失敗と認める限りは)』、コンプライアンスをきちっとすることが結果的に人を大事にすること、その時話題になりませんでしたがきちっと人を評価すること(良いことも悪いことも)、自分がされて嫌なことをしないこと、これらは職員を大切にする基本と思っています。

会社の職員について現場の人、管理職の人、経営に近い人、それぞれの役割が違い評価項目も違いますが社外の人から『貴社の職員は優秀ですね』といわれることが多く、社外で高い評価を得ていると実感する事が多くあります。

自分が代表をしていた時に社員を大切にするという意味で社員教育に力を入れ、会社を辞めてもうえろくで働いていたというだけで評価される人に育てる、他所でも通じる教育を考えていました。 結果的に職員の成長につながったかどうかわかりませんが、仕入れ先以外の人から職員を誉められると人は宝という気持ちを新たにしてゆきたいと思います。

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[会社運営]

多様性

 最近ダイバーシティという言葉が話題に出てきます。 外国語でカタカナのまま使われる言葉は用心しないとそれこそダイバーシティに意味がぶれてしまいます。

テーマは多様性、特に企業文化の多様性についてです。 企業文化といってもその企業に属する人が文化のかなりの部分を担いますから企業人としての個人の価値観の多様性についてのお話になります。

組織の文化や価値観が統一されていてそれに沿って個人の能力が発揮されれば強い組織になると思います。

ある会社で誰に聞いても全く同じ答えが返ってきて『割っても割っても金太郎あめ』(棒状の飴で断面に金太郎の顔がえがかれている)と揶揄される会社があります。 それほど情報が徹底している会社で、嫌味で金太郎あめの比喩が使われます。 『会社の方針がそうであっても個人的にどう思うのか』という嫌味です。 サラリーマンの横並び意識と同列で金太郎あめと評価された時に嫌味になります。

組織に属す全員が組織運営に関する情報が開示され、徹底して共有されることは企業文化として強みになります。 共有された情報に対する対応がよく協議されて、同じ方向に向いていることは戦略の徹底という意味で強みになります。 もちろん優れた戦略であることは重要です。 ここまでは当たり前のことですが、当社も含め出来ていない組織があまりに多いという事です。

当社の場合基本方針の開示がないという批判が社内にあります。 規模拡大が急であったために規模に応じた方針が出せていないのであって方針を作らないわけではないし開示しないわけではありません。 基本方針は重要項目でとりあえずというわけにはまいりません。

つぎに各収益事業において実績を上げるための個別の戦略が明確でないという批判があります。 現実には目先の売上にとらわれて戦術主導になり、戦略思考が培われなかったと判断しています。 局地戦で優れた戦術により勝ちを収めても長期にわたり全体で勝ちを収めることは難しくなります。

このような状況で各個人はいろいろなことを言い、いろいろなことをし始めます。 いろいろなことは大抵混乱を招くことになります。 いろいろなことを行えば混乱が社外に波及します。 経営サイドに無い物ねだりをされても人、物、金、情報の経営要素が経営サイドに集まらなければ材料がなくて料理を作れと言われているものです。

経営サイドは様子を見極め、必要事項の優先順位をつけて取り掛かります。 現場の人に方針などを公表し、現場では戦略に練り上げ戦術に落とし込んで行くまでに批判されます。 それは各人が自分が正しいと誤解していることによる場合が多いとおもいます。

企業という組織は一般に役割分担を行い、役割間のコミュニケーションを通じて理解が進むものですが基本方針を批判する人は基本方針を分担する人に質問しません。 質問するまでもなく自分が正しいと判断が働いています。

自分の考えの思い込みの強い人は時に成果を上げますが、思い込みがツボにはまった場合で、成果は続きません。 自分の考え以外の考えを自分に取り込むことが私は多様性の効果と思っています。 古い言い方をすれば引き出しが多い人、柔軟な人でしょうか?

組織が多様性であってなお成果を上げるには構成員の個々人の心の問題が大きいと思います。

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[他業界]

ややこしい高機能家電

 私にしては珍しくP社の斜めドラム洗濯機を買い5年たちました。 ヒートポンプによる乾燥機能付きで高額商品、発売当時中国の高額所得者が皆買った商品です。 私はP社が嫌いでめったにP社品を買わないですが、家電スーパーでモデルチェンジ期にたまたま買いに行き、50%引きにつられて買ってしまったものです。

4年目にして乾燥機能がおかしくなりました。 やたらと綿ホコリがつまり、乾燥しません。 乾燥が終わった洗濯物をまた乾かすというバカらしいことをしていたのですが、ついにネットで修理依頼をしました。

何の修理か入力する過程で製造番号の入力項目がありましたが製品に製造番号が記載されていません。それを飛ばして入力を完了し、修理希望日にチェックを入れると翌日電話がかかってきました。 ご希望の修理日はいっぱいで修理に行けないとのこと、理由は忙しいだけで理由になっていません。 ネット上で空いていた日ですから『いいよ』と言っておきながら『忙しいからダメ』と後日言ってくるのはいかにも腹立たしい限りです。 もちろん謝罪もありません。

再指定した日と時間に職員がやってきて修理は15分ほどで終わりました。 ねじ止めされたフィルターを取り外し可能なものへ変更するものでした。 取り外されたらフィルターは取扱説明書にも掃除するように書かれているもので掃除をしていたのですが、ほこりがフィルター裏面まで廻り外して裏面を洗浄しないとだめだったのです。 明らかに設計ミス、欠陥です。 メーカーは保証延長という事で無料修理でしたが、高額商品でありながらユーザーに連絡もしない対応に腹が立ちます。 車ならリコールでしょう。 P社はかつて石油ファンヒーターの二酸化炭素中毒死事件を起こし、長期にわたり新聞広告で商品追跡をして誠意あるメーカーと評価された会社ですが、洗濯機で人は死にません。 だから何もしないというのがP社の誠意です。

修理後問題なく使えましたし、後継機種を見に行った時にはマイナーチェンジもされていました。 発売初期でメーカーはこの欠陥に気づいていて対応しませんでした。 かつてP社は技術あるメーカーとして評価されていましたが、現在人気はありません。 そのうち家電事業をやめるかもしれません。 今は住宅に力を入れているようですが、企業文化が変わるものではないのでP社の家など全く買う気がしません。

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[会社運営]

キャリア

 当社は急成長したがゆえに管理職が不足しました。 というかポジションは管理職ですがたまたま大きな売上を計上できた営業であったり、長期に勤務した薬剤師であったた方が就任しています。

一般的に言う管理職に期待される役割である戦略立案、新人教育、メンタルケアなどの訓練を受けていないので期待することに無理があります。

そこで外部で管理職キャリアを積んだ方を採用しました。 すばらしいキャリアの方ばかりで到底当社のような中小企業で見当たらない方です。 それらの方が素晴らしいキャリアを積めたのは在籍していた会社で高いハードルのミッションを与えられたからです。 それらの方の同僚が同じようにミッションを与えられて達成できなかった方もたくさんおられるでしょう。 また当社にお越しいただいた方のように達成したにもかかわらず離職される方も世の中には多いということが解りました。

当社でそれらの方に適切なミッションを与え続けられなければ当然その方たちは当社に貢献していただけません。 このことだけであれば無理難題を言い続ければよいように聞こえますが、理解の得られない無理難題は無理難題に終わります。

上手くミッションを出し続ければ当社の急成長に拍車がかかると信じられるようになりました。 零細企業が中企業に規模を成長させる方法はいろいろあるでしょうが、どこでもやっている事業で競争していても業界に逆風が吹いていても成長できる環境が多くの事業分野にあることは経営者の一人として将来展望を描けます。

社内の人材から管理職にという人は多く、それを否定しませんが管理職のノウハウも経営のノウハウも社歴の長い大企業に蓄積されていて、零細企業が独自に蓄積することは現金資産を蓄積するのと同様に難しいものです。 また管理職や経営ノウハウは人に帰属し、本を読んだりコンサルタントに指導されたとしても借り物のノウハウに思えます。 ノウハウをもつ人の採用とその人の貢献は本やコンサルタントの指導や研修会に勝る教育だと思います。

その様な優れた人たちが大企業から停年などによりポロポロ離脱して労働マーケットに流れていく様は大変もったいないと思う一方で、我々零細企業にとって経営の神様降臨と感じます。 もちろん神様に見える凡人の方もたくさんおられますが。

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[会社運営]

仕事の流儀

 ゴルフを始めて最初はティーグラウンドに立ちピンに向かって打ったことです。 コースが総てピンを見通せるわけではなく、見通せる限りにおいてですが、飛距離は人並みなのでボールの落下点には障害があります。 コースがそのように設計されていること等全く関心がなく、直線的に狙って打てばよい単純な遊びと思っていました。

結果的に障害であるバンカーなどに捕まることが多く、スコアは崩れます。 バンカーから打ち出すのは上手くなりましたがバンカーに入れない方が当然ながらスコアはまとまります。 急がば回れという事でしょうか?

仕事でも同じことが起こります。 目的に向かって直線的に進めば障害にあたります。 ゴルフの障害のように意図して作られたものではありませんがこれは仕掛けられた罠ではないかと思うようなものもあります。

そこで障害を予測し、障害の排除を目的にすることが多く起こります。 これは問題だから解決しなければならないという場合で、それが間違いではないのですが本来の目的が見失われると問題解決が総てになってしまいます。

ドラッカーが問題から出発してはいけない、解決しても元の状態に戻るだけだと言っています。 クレームが起こり問題になっていれば直ちに対応しなければなりません。 一歩踏み込みクレームが納品遅れにあり、担当が納品処理を怠っていたとすればその担当に注意して終わりです。 更に踏み込めば納品データのやり取りのタイミング、さらに踏み込めば納品完了チェックシステム、さらに踏み込めば・・・・と続きます。

トヨタが現場で『なぜを4回繰り返す』やり方をしていますがこれに近いものと思います。 トヨタのように徹底することが難しい事でしょう。

なぜをどの方向に4回繰り返すか? 私はこれが大事と思っています。 得てして楽になる方向だったり、ミスが減る方向だったりします。 結果ミスは減ったけれど煩雑さが実務の要請を超えることもあります。

ゴルフはこの点では単純で良いスコアが最終目的、初めのなぜで飛距離を伸ばすで止まってしまい、ボールを変え、クラブを変え、筋トレを行い飛距離は伸びたもののスコアが悪くなったという笑い話になってしまいます。

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