アイロンとアイロン台を購入しようと思い立ち、普段関心の無いものなので商品選定に悩みました。
そもそもアイロンを購入しようとしたのは、カッターシャツをクリーニングに出すとボタンが割れてくるからです。 前に使っていたクリーニング店は袖口のボタンが欠けたり割れたりで、クレームに対しボタンを付け替えてくれるのですが、付け替えてもらったボタンが割れるとまた頼むことになり、殆んど割れない、欠けないボタンがありますよ、とアドバイスを受けました。
クリーニング店を変え、値段が高く、近所で評判のよいところにしたのですが、最近袖口のボタンの割れが目立ち始めました。 いろいろ聞くと最新鋭のプレスマシーンを導入したとか、仕方ないので自分で洗濯し、アイロンを掛けようと思い立ったのがきっかけです。
電気屋に行ってアイロンを見ても、何がよいのか分かりません。 そこでネットの評価を見てみました。 しかしアイロンは耐久性の高い製品なので、何台も比較するほど使った経験をお持ちの人がいません。 たまたま購入した製品について、よかった・悪かったの評価です。 しかし評価を丹念に見てゆくと一般論として使いやすい商品が浮かび上がってきます。 つまり値段との見合いで妥当なもので、少々高いがとてもよいというのは分かりづらいです。
アイロン台はさらに評価が難しく、評価を見ても判断がつきません。 結局よく売れていそうなものを選ぶことにしました。 さて何処で買うか、になってこれもネットで調べてみると何とアマゾンが一番安いらしく、結局アマゾンで両方買いました。
私は何か物を買うとき、特に耐久性の高いもので高価なものはどれを買うかと同時に購入方法にこだわってしまいます。 先日は機械式腕時計を買うのに『鉄道忘れ物店』を丹念に見てみました。 近鉄上本町店の催しで中古時計というのも未に行き、いろいろ勉強になりました。 機械式時計はくるくる回る小さなリングが中にあり、ここ何年かで精度を上げるためにその回転数が大きく増えたとかで、頻繁な整備(4年に1度程度)が必要な上に耐久性が落ちたとの事、整備費用は時計の一割程度か目安であることが解りました。
結局機械式腕時計は工芸品であり、装飾品であり、手間隙かけてお金をかけて維持するものということがわかりました。 この説明で一気に買う気がうせ、今は息子が使っていて気に入らないというソーラー電波時計を貰い受けて使っています。 ソーラーですから電池交換が要らず、電波ですから正確です。 カシオの製品でせいぜい1~2万円のものです。 工芸品のように愛着が湧きにくいですが機能は問題ありません。
どうも個人的にグランドセイコー機械式100万円というのは性に会わないことがわかりました。 ネットでここまでのことが分かるかどうか調べていませんが、人と違うものを身に着けてみたいとかはめているだけで嬉しくなる高級感を求めた自分が見えてきました。