監査役BLOG

会社を見る鳥の目

経営者の目線で、日々の思いやできごとを綴っていきます。

[生活]

内省

毎日の仕事は情報の収集から始まります。 報告書を読んだり、今日や今週や今月や今年ののスケジュール、課題を確認したり、それからやるべきことをメモに書き、優先順位を決めて仕事に取り掛かります。

やるべき課題メモは必ず鉛筆で書き、達成すれば赤鉛筆で消す、実際の活動内容は手帳にボールペンで書きます。 私の使っている手帳はB5版で1週間が見開きになっているものです。 左のページは日にちごとに区切りがあり、スケジュールをかくようにし、結果は罫線だけの右ページに書きます。 1週間のスケジュールは書ききれないほど入れません。 せいぜい1日4件まで、大した結果でなければ1行で終わります。 コメントが書けないような面談はできるだけ避けます。 たとえば仕入れ先から面談したいと言って来た時に目的を聞きます。 単に表敬訪問なら断れる限り断るようにしています。 もちろん最初の1回はお会いし、また会いたいと思われる人なら表敬訪問を受けることもあります。

経営者は忙しいと思っている人が多いようですが、私に限り時間に追われるような忙しさはありません。 逆に誰かと面談するときは何かテーマをもって面談します。

このような生活を続けていると気持ちが前向きでなくなってきたり、判断を求められた時に即断できなくなったり、誤った判断をしたり、善悪で言えば邪悪な考えが浮かんだり、気持ちの整理が必要になってきます。

現場に近い仕事をしていた頃は同僚と酒を飲んで愚痴を言ったり、スポーツで汗をかいたりして忘れることができました。 しかし今はそうは行きません。 もともとお酒はあまり飲めませんし、職員と愚痴の言い合いをすれば何を言われるか解りません。 汗をかいて忘れられる年齢も過ぎました。

そこでA4のコピーを失敗した裏紙に鉛筆で最近の発言や決めたこと、聞いたことを書き出し、何で引っかかっているのか書いてゆきます。 時間を巻き戻し、現在まで思い返す中で思い返せば手を抜いていたこと、言わなくともよいことを言ったことなどを見直します。 自分の行動ながらおかしいこともしています。 それを指摘してもらえることもあります。 しかし、おかしい行為が必ず悪い結果を生むわけではありません。 おかしいと感じるのはそのおかしい行為をした時と今と考え方が変わってきているから、その時の考えではおかしくないのです。

それはちょっとした情報の不足であったり、気が回らなかったり、もちろん結果が思わしくない場合が多ですし、おやっと思うこと自体悪い結果の原因追及で出てくることですから。

このように書き綴ってどうするかというと何もしません。 書くことで内省できたわけです。 何度も書いていて同じようなおやっと思うことが出てきます。 それは自分の欠点であったり、すぐには解決できないことにいら立っていたり、つまりは内省になっている瞬間です。

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[人間関係]

コミュニケーション

採用面接をしていてコミュニケーションの難しさを痛感します。 具体的客観的な質問をするとその質問の意図を読み、意図に合わせた考えを答えられるケースが多いです。

『あなたの将来の夢はなんですか?』と聞くと将来に対する心構え、それも『明るく、楽しく、誠実に生きること』などと答えが返ってきます。 それも確かに夢ではありますが、具体的なものを求めているとき『明るく、楽しく生きる』うえで趣味にまい進する、それが魚釣りなら将来海辺に転居し、釣り三昧の暮らしがしたいとかになって来ると思います。

夢を実現させるのはいつの世も難しいことで、難しいから夢であるように思います。(もちろん難しくない夢もあるでしょうが、人の思いはえてして高きを求めるもの、そして高きは実現が難しいものということでしょうか) それゆえ夢の実現を明確に意識している人はいつまでに何をしてという夢実現に向けて時間、準備項目を明確にし、工程表を意識します。

夢は強く思えば、物理的に不可能なことを除いて実現させることができます。 私が60歳になって社会人野球の選手を目指すとしても野球はやってこなかったし、年齢的にも無理です。 しかし野球を楽しむ程度にやれるようになることは可能だと思います。

採用面接で若い人に夢を聞くと就職し、結婚し、子供を作り、戸建ての家を建て、と続きます。 そのことを否定するつもりはありませんし、職員の中には着々とそれを進めている人がいます。 普通に働き、普通にきちっと仕事をし、普通に昇給してゆけばある程度の妥協は必要でもここまでの夢はかなうでしょう。 そしてそのその先にあなたの夢があるのではないですが?、それを聞きたいのです。

私はどうかというと、最初サラリーマンになった時、社長ならやりたいと思いました。 つまりは会社運営、事業経営が夢でしたが、初めの会社で働けば働くほど浮いてしまい、結局退職して自ら会社経営をする羽目になり、サラリーマン時代の不愉快だったことを反面教師に経営しました。 そういう意味では企業規模はともかく、夢は実現しましたが充足感は半分といったところでしょうか。 会社経営に理想があるからサラリーマンになった時に夢にしましたが、その理想形を明確に描いておらず、日々の目先の課題対処で理想追求から遠のいていたのだと思います。 目指すべき規模は、社風は、事業分野はと明確に具体的に描いておればよかったと思っています。

話はコミュニケーションに戻りますが、人は何故具体的客観的答えを望まないのか(これは私が勝手にそう思っているだけですが)、仕事をするうえでいつも悩むことです。

仕入れ交渉など対外折衝で私はこれだけの仕入れをするのでいくらの仕切りなるか、提示を求めます。 そして妥結できれば全力で約束を守るようにします。 もちろん守られない場合もありますが、その時は相手に逐一報告し、誠意を示すようにしています。 最終的に未達であれば仕入れ先に謝罪に出向きますし、途中でより安い価格提示があっても乗り換えることはいたしません。 ただし、いつまでという期限が過ぎればあっさり乗り換える場合もあります。

ある仕入れ先と交渉した時、相手に譲歩してもらう代償として「販売予定額は?」と聞かれ、末端価格で〇〇と言いましたが先方は仕入れ金額を聞いていました。 帰りの電車で『しまった!』と思いましたが後の祭り、現在必死に拡販しています。

具体的客観的コミュニケーションは話がまとまりやすく、結果的に解釈に遊びがなくなります。 発言内容は約束として拘束力をもち、果たせなければどうなるのか?と不安になります。 これがコミュニケーションで曖昧になる要素だと思います。 具体的に話をまとめ、それを果たすか果たすべく最善を尽くせば信頼は増してゆきます。 この信頼感は業界・職種・役職・男女・年齢関係なく通用すると思いますが、いつも曖昧にコミュニケーションを図る人に対してはそもそも具体的、客観的な会話は成立しません。 こちらが具体的に話をしても相手は原則論しか言わないとか、私はそのような人に沈黙を守るようにしています。 無理にコミュニケーションをとっても非難の応酬になります。 コミュニケーションをとるべき相手はいくらでもいて、そちらに勢力を使い切ってしまい、不毛のコミュニケーションは私にとって意味がありません。

 

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[採用]

節穴の目

採用面接であまり印象に残らず、つまりは良いとも悪いとも感じることなくほかの面接者の判断にゆだねて採用したケースがあります。 入社後初めてお会いしたとき『どこかで見た人だ』というほど印象に残っていませんでした。

入社されて半年が経過し、食事を誘ってどのような人か話を聞くことになりました。 彼は質問に的確にこたえ、気負うことがなく終始笑顔で私の質問に答え、私のバカ話に付き合いました。 一言で言えば彼はよくこなれた青年で、当社の事業にとってかけがえのない人材であることがわかりました。

60歳を過ぎた自分が面接し、若いほかの面接者は彼の長所を見抜き採用に至ったわけですが、見抜けなかった自分に腹立たしさとふがいなさを思い知りました。

経営者の役割は多くの人や取引先を見抜き、何らかの判断、取引をするとか止めるとか、その人を昇進させるとか配置転換するとかを決めることにあります。 人の行いですから失敗があるわけですが、判断を誤られた職員はやっていおられないでしょう。

そう思って幹部の人事の采配を見ていると絶妙で、私にはできないだろうと思うことがあります。 このような反省はおそらく自分の価値観に歪があって、それにはまってしまった場合に誤判断が起きるのかと思います。 そのように考えるとバランスのとれた価値観を持つ人が経営者に向いているのかと思いますが、今更『自信を無くしたので会社をやめます』とは言いにくいのも経営者の立場でしょう。

今以上に人の話に耳を傾け、価値観のバランスを図ることが必要で、それがままならない時はほかの局面で経営者能力を発揮する、それも叶わなければ引き際を考えべきでしょう。

経営者の判断は概ね目先ではなく時間のかかることへの判断が多いと思います。 目先の判断ミスで地震や信念をゆるがしてもいけないでしょうが相手のある問題は時間の経過とともに重くのしかかってきます。

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[社会]

人口

最近人口減少の問題や、将来の人口維持に関する検討が政府でなされています。
具体的には50年後に一億人を維持するというものらしく、現在の予測では約50年後に8600万人まで減る予測だそうです。 この数字自体も私は怪しいと思っています。 そもそも人口予測が難しいにもかかわらず政府の都合でデータを改ざんしている場合があるように思うからです。 かなりの制度で人口の予測ができるのであれば現在の年金制度の破たんはもう少し小さい問題になっていたと思います。

方法はというと2012年に1.41である合計特殊出生率を2060年には2.07以上に引き上げる、そのための3兆円規模の出産・子育て支援を倍増する、その原資は高齢者向け社会保障費から回すというものです。 政府が考えることですから理論上は可能な施策、高齢者は医療費の自己負担が1割ですがこれを3割にするとか企業の定年を現在の60歳以上から数年のうちに65歳以上になりますが、再び引き上げて70歳にするとか、確かに今年61歳の私が定年がないのをいいことに70歳近くまで会社に残っていて、気が付いたら75歳以上まで働くようになり、その間年金ももらえなくなるとか、がっばって働くために病気になりにくいとか、生き甲斐があるとか、いろいろ言われても気持ちに上では少し違ってきます。

私が勤め人になった1979年、定年は58歳ですぐに60歳に延長されました。 そのころの定年間近の人はやっと仕事から解放される(=仕事は苦痛)ことから達成感と意欲低下で急に老けていました。 だから健康管理が徐々に改善し、私のように特定の慢性病にならなかった人は肉体的には80歳でも現役で仕事ができるかもしれません。

しかし例示した1979年当時60歳の人は1919年生まれ、大正8年生まれで第二次世界大戦を経験しており、時代背景の差を感じます。 仮に私が後10年働くとしたら2024年まで働くことになります。 私は1953年(昭和28年生まれ)、2024年に22歳で入社した人は私のことをどのように思うでしょう。

政府の目論見には素人ながら無理を感じますが、人口問題は会社経営に置き換えると会社の規模を拡大もしくは維持したい、それだけ仕事があるのに人が雇えないことに似ています。 そこで求人難と言いつつも応募者は居ます。 なかなか雇うには当社に合わない人が比率として多いですが、合わない人を雇って教育により会う人に変えて行くような話で、今後も試行錯誤が続くように想像します。

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[生活]

ダイエット

写真のようなマッチョな肉体は求めるべくもありませんが、ダイエットを心掛けています。 ダイエットに関する情報は巷にあふれ、何が良いのか見当がつきませんが、摂取カロリーを減らして消費カロリーを増やすことに尽きると思っています。

そこで比較的カロリーの低い生野菜を食べることにしようと考えました。 旬の野菜ということでキャベツ、ニンジン、トマト(今や何が旬なのか野菜売り場の季節感は乏しいですが)など安い野菜を買って食べることにしました。

以前キャベツだけを夕食に食べたことがありました。 まだ寒い季節、寝ようとすると寒くて眠ることができません。 後で調べると大抵の野菜には体を冷やす効果があるとのこと、逆にショウガなどは体を温めるそうです。

少し暖かくなったので体が冷えて眠ることができないということはありませんでした。 三食ともに野菜だけでは口がさびしいので一食は普通に食べることにし、お腹が空けば牛乳を飲むことにしました。

しばらくすると腹囲が減ったのかスーツのズボンががばがばになってきました。 体重は1㎏減った程度です。 やり始めて1週間程度なので大きく減少するのはこれからだと思います。

私は便秘がちで、こちらの対策としては『じゅうやく』を飲むことにしました。 これはどくだみの煎じたものですが、便秘が解消するとともに荒れていた肌がましになりました。

後は運動ですが、万歩計をもって毎日1万歩をめどに歩くようにしています。 さらに自転車で毎日10㎞走ることにしています。 後は筋トレにストレッチと言いたいところですが、こちらは苦痛を伴い思うようにはかどりません。

この30年大きく体型は変わっていませんが、体重は3㎏程度増えています。 当時太ももの筋肉は発達していてズボンの生地が伸びてしまいましたが、今は足も細くなったので体重が変わらないのであれば脂肪分は増加したと思います。 精度の保証ありませんが30年前の体脂肪率は12%、現在は倍の24%、しかしこの体脂肪率の人の免疫抵抗力は一番あると聞いたことがあります。 そのせいか風邪をひくことがありません。

そもそもダイエットへの挑戦は中性脂肪が高く継続して飲んでいる薬をやめたいと思ったからです。 この薬は善玉、悪玉コレステロールを減らす効果があり、善玉コレステロールの値が低いので薬より運動と食事で体を整えようと考えたからです。

生のキャベツをかじっていると昆虫や草食動物になった気分です。 「肉も食べないといけないよ」とアドバイスをもらいます。 しかし公言するほどに徹底してやっているわけではなく、肉もたまには食べていますし心配していません。 それより原料のスピードの遅さに嫌気がさしています。 そういえば昆虫も動物園でキャベツを食べる草食動物もキャベツを食べてがりがりに痩せて餓死した話は聞いたことがありません。 キャベツも思いのほかカロリーがあるのでしょうね。

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[採用]

人手不足倒産

本日の朝刊に人手不足による倒産の記事が出ていました。 安倍自民党政権になってから公共事業拡大で建設業が活況を呈し、倉敷市にある建設会社が職員を確保できないため受注できずに倒産したという記事です。 関連記事でもチェーン展開するスーパーが出店計画を延期したものがありました。

今月に入りパート・アルバイトを主体とするチェーン展開する企業の出店計画縮小の記事が出ていました。

もちろんこれらの企業も高賃金を支払えれば人手が確保できるのでしょうが小売業をはじめとして賃金水準は比較的低く、高い賃金は払えません。 一方で日銀の物価目標は2%/年、政府は賃上げを推奨しています。 当社にも建設業からの転職者は最近おられました。

労働マーケットでは2013年に労働力人口が22万人増加したそうです。 景気回復により女性・高齢者の就労が増えたことによるそうです。 さらに2月の失業率は3.6%、これは需給ギャップがほぼゼロということで、労働力人口の伸び代はないようです。 4年前と実数で比較すると求人82万人増に対して求職者61万人減らしいです。 総労働人口は約6561万人、この分母に対して求人・求職者数の変化は大きな比率になります。

この人口問題に対する内閣府のシナリオは出生率1.4→2.07、30~49歳の女性労働力率71%→90%に、現在60歳の労働者が65まで働くことで2060年に18%減少し5407万人となる推計をしています。 このシナリオでの労働力人口の減少は想像を絶するものですが、出生率の改善などにわかに見込めないものもあります。 シナリオ通り改善しなければ労働力人口がいくらになるか記事に示されていませんが、日本が韓国ぐらいの人口規模・経済規模になるのは間違いないでしょう。

もしシナリオに向けて改善を図るなら早期の対策が効果的で、出生率など対策を立てづらい課題もあります。
目先で言えばインフレになり賃金が上昇する中で企業はより効率化を求めることになります。 労働マーケットの問題で言えば最近求人が増えても選別が厳しい話題が多いです。 結果的には賃金格差が広がり、インフレと相まって所得格差は広がり、出生率の上昇は阻害されると考えられます。

格差を是認するのであれば、つまり今までの企業スタイルを進めるのであれば優秀な人材が不足するので教育のやり方を変えてエリートが生まれやすい教育制度が必要になります。 さらに海外から多くの人材を呼び込む必要があるでしょう。 受験能力で言えば国公立大学卒業程度の人材を広く世界に求めることになります。

当然格差は社会的な不満を高めるので低賃金労働者も海外からの移民に頼らざるを得なくなります。 そして二極化の中で一歩道を踏み誤れば低所得者層に転落し、頑張り続ければ要求水準が果てしなく上昇する職務に必死に食らいついてゆかねばなりません。

ほどほどに仕事をし、ある程度の所得をえる中間所得層の減少は現在も進んでいると実感します。 当社が位置する天王寺区はアッパー層が多いのかヨーロッパ車をよく見かけます。 しかし最低賃金付近で働いている人も多く、彼らの年収をすべてつぎ込んでもヨーロッパ車の購入に数年かかります。

昭和初期の話で、大企業の社長とその会社の新入社員の年収の差が100倍以上あった話を聞いたことがあります。 今なら大企業の新入社員年収を300万円とすれば社長は3億円以上ということになりますが、そういう企業は最近数十年では比較的少なかったように思います。 格差が広がれば社員レベルで年収の開きが10肺゛程度は当たり前になるのかもしれません。

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[経営]

社員構成

私の最近の日々の業務は採用面接です。 労働集約型の事業をするうえで採用面接はとても重要な業務と考えていますので他社と違い、代表である私が一次面接を行います。 一次面接は応募者の方が人として当社に寄り添えるか、その基準で行います。

よくある質問に男女の比率や年齢構成があります。 男女比率では女性が多く、管理職や取締役もほぼ半数が女性です。 なぜそうなのか?

簡単な答えです。 当社は零細企業であるがゆえに採用は殆どが中途採用、ハローワーク経由が多いです。 求人条件で男女の区別はできません。 こちらも区別をするつもりはありませんが、ハローワーク経由の中途採用で平均的に女性のほうが面接評価が高いです。

一方年齢構成の質問に対して、一部の職種で60歳以上の採用を行っていますがこちらは男性の方が平均して評価が高いです。 特にそれなりの会社でそれなりの地位にいた方は大変立派な方が多く、補助的業務で働いていただくのがもったいないぐらいです。 お元気ですし、人格として素晴らしく、フットワークも軽く、そして何より働くことに高い意欲を持っておられます。 すべての職種でそういう人を採用できればそれも一つでしょうが、今は徐々に増やしています。

事務系ではパート職からパートタイマーの管理職になられた女性もおられますしオーバー60歳の威力絶大です。 私も60歳ですが同年代としても大変尊敬できる方々です。

採用の多様化という点では外国人の採用を積極的に取り組んでいますがいまだ上手く行きません。 在日韓国人二世の方は何人かいらっしゃいますが、どなたも優秀で日本人以上に日本人であることを感じるときがあります。 労働集約型の事業では均一なスキルを求められますが、その中に多様性を持っていることは強みといえます。

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[経営]

社員構成

私の最近の日々の業務は採用面接です。 労働集約型の事業をするうえで採用面接はとても重要な業務と考えていますので他社と違い、代表である私が一次面接を行います。 一次面接は応募者の方が人として当社に寄り添えるか、その基準で行います。

よくある質問に男女の比率や年齢構成があります。 男女比率では女性が多く、管理職や取締役もほぼ半数が女性です。 なぜそうなのか?

簡単な答えです。 当社は零細企業であるがゆえに採用は殆どが中途採用、ハローワーク経由が多いです。 求人条件で男女の区別はできません。 こちらも区別をするつもりはありませんが、ハローワーク経由の中途採用で平均的に女性のほうが面接評価が高いです。

一方年齢構成の質問に対して、一部の職種で60歳以上の採用を行っていますがこちらは男性の方が平均して評価が高いです。 特にそれなりの会社でそれなりの地位にいた方は大変立派な方が多く、補助的業務で働いていただくのがもったいないぐらいです。 お元気ですし、人格として素晴らしく、フットワークも軽く、そして何より働くことに高い意欲を持っておられます。 すべての職種でそういう人を採用できればそれも一つでしょうが、今は徐々に増やしています。

事務系ではパート職からパートタイマーの管理職になられた女性もおられますしオーバー60歳の威力絶大です。 私も60歳ですが同年代としても大変尊敬できる方々です。

採用の多様化という点では外国人の採用を積極的に取り組んでいますがいまだ上手く行きません。 在日韓国人二世の方は何人かいらっしゃいますが、どなたも優秀で日本人以上に日本人であることを感じるときがあります。 労働集約型の事業では均一なスキルを求められますが、その中に多様性を持っていることは強みといえます。

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[生活]

自転車

健康診断で中性脂肪が高い結果を示し、治療薬を飲んていますが薬を飲むのはあまり好きではありません。 中性脂肪が高いだけでなく無呼吸症候群の疑いもあり、体重を落とすべく努力しています。

たとえばキャベツだけ食べて晩御飯にするとか、毎日でなければ可能です。 極力控えるのは炭水化物、そして運動ということになります。 ただ体重を落とすだけでは別の障害が出るのである程度食べて運動してとのことでした。

万歩計を買い、一万歩/日と自転車10㎞を日課にしています。 4月から始め、自転車走行が不足気味なので日曜日に神戸まで行ってきました。 目指すは三宮、34㎞走行地点で折り返し、その日は70㎞を走行しました。 帰宅後体重計に乗ると体重が増えていました。 毎日これくらいの負荷をかけないと運動も足りて、体重も落ちて、さらに就寝時の無呼吸も改善しないかと思いました。

何事も継続、その後もできる限り歩き歩数を伸ばしています。 60歳を超えましたが頑張れば自転車で毎日100㎞走ることはできるようになるでしょう。 ただしそうなっても一日の歩数を3万歩にすると疲れてしまいます。いろいろな種類の運動を繰り返すことが減量して健康になる秘訣だと思います。 しかし歳をとると疲労回復が遅く、反復運動の程度を見極めるのが難しく、結果的に三日坊主になります。 しかしそこをうまく乗り越えないと体力増強に繋がりません。 おそらく高齢者の体力増強にはやり方の工夫があって、うまくやらなければ体力増強に繋がらないということがわかりました。

しかし頭でっかちになるよりか当たって砕けろで、これからも自転車や徒歩を続けてゆきたいと思います。 私の続ける秘訣は言ってみたいところを探すことです。 神戸は好きな街、行ってみたいところはたくさんあって、これから目的を探して自転車で毎週行ってみようと思います。

かつて山登りを趣味にしていた時も行ってみたいと思う山があったので辛い時でも山に入りました。 我々高齢者にとって目標管理は大変大事なことに思えます。 自らの健康より行ってみたいという目標が大事に思います。

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[採用]

薬剤師の国家試験

当社は薬局を経営しているので薬剤師を採用します。 求人方法としてハローワーク、新聞の求人欄、新聞折り込み、求人サイトそして紹介会社とありとあらゆる方法を使います。 それでもなかなか採用できません。

他社は大学に求人活用に行くそうで、私も遅まきながら大学に行ってきました。 大学に行く理由は求人票提出、企業の合同説明会の参加の可能性、就職状況及び国家試験の合格率などです。

薬剤師の免許は国家資格、大学の薬学部を卒業していることが受験資格となります。 大学は国家試験の合格率を発表しているところが多く、また合格率が低すぎると文部科学省からいろいろ言われるのか、助成金が減らされるのか不都合があるようです。

したがって国家試験の直前に卒業試験があり、これが難しく(国家試験合格率を高めるために一定学力以下の学生はふるいにかけられるようですが)、かなりの人数が落ちることになり、留年します。 6年勉強して留年して、さらに受験勉強して卒業試験にチャレンジし、うまく合格しても国家試験に落ちると学校に席がなくなり浪人することになります。 今年の国家試験の合格率は60%台と言われています。 そして多くの留年性も輩出し、大学は定員との兼ね合いで微妙な調整をしています。

薬学部の授業料は大変高く、学生側の負担は並大抵ではありません。 そして国家資格を取得して医者ほど稼げるかというと生涯年収では一般サラリーマンと同等以下と思われます。

当社のような調剤薬局に勤務した場合、初任給はそこそこ高いですが、賃金上昇率は低く、そもそもマンパワーとしての生産性が業務開始1年目とベテランの域に達した場合とで大して変わりありませんから(知識は努力している薬剤師において大きく変わってくると思います)賃金はさほど上昇しません。

比較的賃金が高いのはドラッグストア、しかし転勤があり労働条件は過酷です。 医療業界においては頂点に立つ医者が相変わらず巨額の報酬を得ている一方でほかの職種は恵まれません。

大学訪問で薬学部のキャリアセンターの担当者の方は学生にいかに国家試験を合格させるかに頭を悩ませています。 そのような過酷な学生生活に耐えられず30%程度の学生が退学したケースも聞きました。 薬剤師という職業をより社会に役立つべく制度を変えてきているのでしょうが、制度の狭間の薬大生は苦難の時を過ごしているようです。

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